弊社はHPC-ProServer Dクラスタを受注し、その生産を開始しました。第一号機は、HPC-ProServer Dシリーズ 12ノード24プロセッサ構成のクラスタです。写真は24Uラックにラッキングされたエージング中のシステムです。
弊社では高品質なHPCクラスタを納期を守って生産・納品できるように生産方法を根本から考え直しました。圧倒的な生産量を誇るデルの標準サーバを基本コンポーネントブロックに採用し、高品質サーバに高度なHPCインテグレーションを施したシステムとしてご提供します。この生産方式を採用することで、従来のホワイトボックスをベースとしたシステムでは実現が難しかった品質と納期の両立を達成いたしました。今回生産したHPC-ProServer Dはこの方法で生産した弊社初のHPCクラスタです。
システムを提案する際には、お客様とシステムの詳細について打ち合わせ、それに基づきシステムの設計と積算を行います。この作業には生産管理部門も参加しており、納入業者に対して在庫と納期の確認を行います。弊社では小型HPCクラスタの標準納期を約5週間と定めており、入手困難な部材により納期が標準を越える場合を除き、この標準納期を守れるようなご提案を行います。もしこの標準納期を越えてしまうような場合には、担当営業はこれらの情報をお客様にご報告し、お客様に納入予定日をお伝えしたうえで受注します。
お客様の正式発注を受け次第、生産管理部門では納入業者に対して納期の再確認を行います。この確認でお約束の納期を越えてしまうような部材の遅延が報告された場合には、速やかにお客様に連絡をとりHPCテクノロジーズとしての納期がいつになるかをご報告し、対策を検討いたします。
お客様のご発注に従い、生産管理部門は納入業者へ納期の最終確認を行った後に発注します。例えば、コアコンポーネントであるデルのサーバ製品は、確認を行った後、速やかに発注をいたします。デルは弊社から受注すると約2週間で生産・検査・出荷までの作業を完了し、完成品のサーバを弊社に納入します。
コアコンポーネント以外のラック、スイッチ、ソフトウェアなどの補助部材の発注も、デルへの発注と同じタイミングで行います。もしこの段階で欠品が判明した場合は、速やかにお客様に連絡をとり対策を検討いたし ます。
部材が入荷するまでの間にお客様から、システム設定に必要なIPアドレス、ネットマスク、デフォルトルータなどのネットワーク情報のほか、ソフトウェアライセンス取得に必要な情報、搬入経路、電源状況、設置情報などの各種情報をもれなく収集し、お客様カルテに記載します。
発注後、2〜3週間でサーバ本体、ラック、スイッチ、ソフトウェア類などが入荷し、入荷を待つ間に収集した設定情報を揃えて、ラッキング作業を開始いたします。ラックへの組み付け、ケーブリング、電源投入、OSインストール、ネットワーク設定、開発環境インストール、アプリケーションインストールを手際よく行い次々と動作確認が行われます。所定のテストを終えると出荷、オンサイト設置を経て、システムがお客様に引き渡されます。
社内作業が全て完了したHPCクラスタは、安定稼動している状態を保ったまま、お客様の手元にお届けするため、専用の搬送台車を用いて輸送されます。写真は出荷直前の24Uラックにラッキングされ稼働しているHPC-ProServer D 12ノードHPCクラスタです。このままシャットダウンし出荷するため、お客様のサイトでケーブルを接続後に電源を投入すれば即座に運用が可能です。
専用の搬送台車に乗せられたHPCクラスタは運送業者により丁寧にトラックに積み込まれ、お客様の手元に運ばれます。