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電源関連の知識: UPS

UPSの導入・利用のメリット

UPSとは

UPSは商用電源が落雷などにより停電した場合は、内蔵しているバッテリーにより電源供給を一定時間継続し、さらにサーバー側に電源が停止していることを知らせ、その信号を受け取ったサーバーはシャットダウン処理を自動で行い、正常な停止を実現させます。

また落雷などにより商用電源に瞬停が発生した場合は、電源が瞬時にバッテリモードに切り替わるため、異常停止を防ぐことができサーバーやストレージなどの連続稼働を実現できます。

UPSを接続していない場合

UPSを利用していない場合は、落雷などにより停電や瞬停が発生すると、サーバー類は瞬時に異常停止し、システム障害やハードウェア障害を発生させる可能性が高くなります。

※ 停電や瞬停によりシステムが異常停止した場合は、弊社にお問い合わせをお願いします。
※ 弊社の標準設定は、再起動は手動で行うようにしています。
※ 再起動の順番は最初に管理サーバ系を再起動させてからクライアント系の再起動を行うと安全です。

ファイルサーバ、管理サーバ、スイッチなどはUPSへの接続を推奨

HPCシステムのUPSへの接続は必須です。しかし、システム全体をUPS接続すると、コストが掛かります。そのため落雷多発地帯でなく、しかも万一の場合には計算が途中で停止しても許容できる場合は、ファイルサーバ、管理サーバ、スイッチ類などインフラストラクチャ系のシステムに限定したUPSの接続でも大丈夫です。しかし、落雷多発地帯で、しかも計算の停止を最初に抑えることを希望される場合には全ノードへのUPSの接続がお勧めです。

UPSの自動シャットダウンのセットアップ

自動シャットダウンのセットアップ

弊社ではHPC計算機システムとUPSを併せて販売しており、システム全体の適正な自動シャットダウン設定を行っています。HPCクラスタにおいて、UPSに複数台のサーバーを接続する場合は、UPSに接続している全てのサーバーを自動シャットダウンするように設定しています。

弊社のシステムを納品済みでUPSのみを販売を行った場合にはUPS設置のためのオンサイト作業を行っています。また、リモートログインが可能であり、かつユーザーにてUPS設定を行ってもらった場合にUPSの自動シャットダウンの設定をオンサイト作業なしでも行っています。

Linuxにて自動シャットダウンを行うソフトウェアはapcupsdというフリーウェアを採用

PowerChuteという有償のソフトウェアもありますが、apcupsdというフリーウェアが実績もあり使い易いので利用しています。

UPSのみの単体販売を行った場合は自動シャットダウンの設定は行わない

他社製サーバーなどに接続するためのUPSとして販売した場合には自動シャットダウンの設定はお受けしていません。ご了承お願いします。

UPS本体のラインナップ

ペデスタル型

100V 1500VA
100V 2200VA
100V 3000VA
200V 5000VA

ラックマウント型

100V 1500VA 2U
100V 3000VA 2U
200V 5000VA 3U

※ 5000VA以上の容量のUPSもラインナップしています。大容量UPSを希望される場合は問い合わせをお願いします。
※ 適性電源容量の計算はシステム設計時に併せて行います。

UPSのサポートについて

標準は3年間のセンドバック保守

UPSには標準で3年間のセンドバック保守がついています。3年の保証期間を延長する場合は、APC社へ連絡し保障期間を延長することが可能です。保証期間は最長で5年間です。購入時に保守期間を5年間にすることは可能です。

バッテリー交換

またUPSのバッテリーは消耗品です。所定期間を経過するか、LEDによる警告があった場合はマニュアルに従い動作テストや交換処理を行ってください。

UPSのFAQ

APC社のFAQへのリンク