弊社のHPC計算機でのLinux OSセットアップの概要を述べます。
対象OSは、CentOS4、RedHat EL4です。
対象マシンは単体を前提としています。
クラスタやファイルサーバの場合は別途追加設定を行います。
OSはフルパッケージによるインストールをしています。標準インストールはパッケージのフルインストールとはならないため、HPC用途に必要なソフトウェアが不足します。そのためフルインストールするとクラスタ構築などの際に必要なパッケージが不足せず、確実なシステム構築が保証されます。なお、フルパッケージのインストール容量は約7GBです。
/boot領域を100MB、/swap領域を4GB、残りを / (ルート領域) として分割します。
/usr、/use/local、/optなどのパーティション分けは行っていません。
lammpi関連、openmpi関連 (追加)。
これは、デフォルトでのMPIライブラリがlammpiを使用するようになっているため、MPIライブラリのセットアップを行った際に重複しないようにするため行っています。
vsftpd (FTPサーバ)、NISサーバ (ypserv)、XFSファイルシステム、DVDリカバリ関連、fpingなどを追加しています。
これらを追加することで、XFSファイルシステムへの対応、DVDリカバリの作成とリカバリ対応が可能となります。
サービス/デーモンのoffからon
r系の許可 (rsh、rlogin、rexec、rsync)
vsfptdの許可
nfs
ntpd
サービス/デーモンのonからoff
cpuspeed (CPUクロックの可変制御)
pcmcia (NotePC用拡張カード)
smartd (IDE HDDのSMART情報を取得するツール)
sendmail (メールサーバ、FSでない限り通常はoffにする)
kudzu (H/Wデバイスの自動ドライバ変更ツール)
rhnsd (RedHat ELの場合)
isdn
ファイアーウォールは無しです。
SE Linuxは無しです。
rsh、rloginのrootユーザを許可しています。
自動ログアウトの解除、/etc/bashrc、/etc/csh.cshrcにautologoutを追加しています。
Xサーバの設定、DRIの解除をしています。
FTPサーバを利用可能にしています。
ディスクトップ画面をKDEにしています。
rootアカウントをtcshにしています。
言語をrootアカウントを英語に、一般ユーザアカウントを日本語にしています。
/etc/profile.d以下のkrb5.csh/krb5.shの修正、r系コマンドのケルベロス認証をしない設定にしています。
/etc/rc.d/rc.localへの追記、並列計算用のshmmax値の変更、EthernetのWOL対応とTS0キャンセルをしています。
ログの保存をweeklyからmonthlyに変更しています。
rm (削除)、cp (コピー)、mv (移動)、の各コマンドの許可の問い合わせを無しにしています。
rootユーザのbash/tcshの/sbin、/usr/sbin、/use/local/sbinへのパスを追加しています。
grub (ブートローダー) にシングルユーザモードを追加しています。
wolコマンドを追加しています。
kernelの変更はしていません。
XFSファイルシステムの場合には対応のkernelに変更します。