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開発環境 >> 最新の成果を反映した開発環境の構築

コンパイラのインストール

コンパイラのインストールやライセンスの設定などは、セットアップ用のドキュメント類が整備されているため、簡単に行うことができます。しかし、コンパイラを動作させることはできたとしても、安心して利用を開始するには、いくつかの確認事項があります。それは、

インストールしたコンパイラは安定動作するのか
どのバージョンのコンパイラが安定しているのか
OSの種類(ディストリビューション)/バージョンとの相性は良いのか
目的のアプリケーションソフトは対応しているのか
数値演算ライブラリや並列化用ライブラリは適当なものが選択されているのか

などが主なものとして挙げられます。これらを確認しておくことで高速かつ安定した開発環境となります。

開発環境の整備は突然ユーザが行う状況に変化した

少し以前なら、開発環境の構築は、ハードウェアベンダーがインストールサービスとして展開しており、それに任せるのが一般的でした。ユーザが開発環境の細部にまで注意をしながら環境を構築するのは特殊ケースでした。ところが、Linux環境が一般化すると開発環境の整備はユーザの仕事となりました。そのため、ノウハウの蓄積が少ないまま突然に担当者に指名され、作業をする場合も多いのが現実です。

開発環境の更新頻度は速くなっている

計算機の速度競争が苛烈になり、性能を向上させるため計算機の仕組みは複雑化しました。そして、複雑な計算機でソフトウェア性能を向上させるため、コンパイラによるアプリケーションの計算機への最適化も推進され、その成果は頻繁なバージョンアップとして提供されます。

最新の高性能システムの新規構築は難関

最新の成果を取り入れた高速なシステムを新規構築する場合には、ハードウェアのみならず、OS、開発環境などが一挙に更新されます。このような環境をユーザ様がノートラブルで構築し、安定稼動に成功できれば幸運です。新しく高速なシステムほど、最初は予想外のトラブルが複数発生するものです。これを丁寧に切り分けながら安定版の環境に仕上げて行くのは難関です。例えばもし障害の原因がコンパイラの特定のバージョンであったら、原因の切り分けには相当な時間と労力を費やす可能性が高いです。

リファレンス環境の整備が、安定版の環境構築の要

安定版の環境構築には、複数のソフト的なテストセット、複数のリファレンス環境、そして経験の蓄積が欠かせません。お客様が問題に遭遇し、困られることが少ないように、あらかじめ試せることは試し、可能な限りの対策を施し出荷しています。また、もしお客様が、新たな問題に遭遇されたとしても、迅速に対策できる環境を持っており、素早く的確な回答をできることが大切なことだと考えています。