
SPEC CFP2006に掲載されているAMD Opteron (TM)シリーズは以下の3種類です。
これらのプロセッサをSPEC値を用いて調査することでAMD Opteron (TM)プロセッサがより深く理解できます。調査ではXeon (Nehalem) 2.26GHzを基準値とし、各アプリケーション別の経過時間により特性を評価しています。
左側のグラフは1ジョブ処理の結果を示したものです。1ジョブ処理性能とはCore内部のスーパースカラー性能を示します。BalceronaとShanghaiの特性を見ると、赤いラインで表記している「CPU速度依存型アプリケーション」ではCPUクロック速度は2.5GHzから2.4GHzへと多少低下しているにもかかわらず、コアの演算性能は10%〜20%向上しています。
次にShanghaiでのクロック速度上昇の影響を確認するため2.4GHz、2.8GHz、2.9GHz、3.1GHzの4種類のデータをプロットしました。赤いラインで表記している「CPU速度依存型アプリケーション」はクロック速度の上昇に比例して性能が向上しています。6-Core (Istanbul) はクロック速度が2.6GHzなので相応の性能を発揮しています。
これに対して青いラインで表記している「メモリ性能律速型アプリケーション」はメモリ性能に律速されているため、クロック速度が上昇しても実効性能に大きな変化はありませんでした。6-Core (Istanbul) についても同様です。
AMD Opteron(TM)のSPEC Rate値は2CPU 8コアでの8スレッド平行処理の経過時間です。ところが、Intel Xeon (Nehalem)のテストは2CPU 8コア HT-onでの16スレッド平行処理での経過時間が示されています。そこで、条件を合わせるため、AMD Opteron(TM)は8スレッド平行処理を2回行った場合の時間を16スレッド並行処理とみなして評価に用いています。右のグラフはそのようにして作成した16ジョブ並行処理の結果をプロットしたものです。
16ジョブ並行処理にてBalceronaとShanghaiを比較すると「CPU速度依存型アプリケーション」は性能向上がみられます。
次にShanghaiでのクロック速度上昇の影響を確認するため2.4GHz、2.8GHz、2.9GHz、3.1GHzの4種類のデータをプロットしました。赤いラインで表記している「CPU速度依存型アプリケーション」は8並行処理でもメモリボトルネックを起こさずクロック速度上昇に比例し性能向上しています。6-Core (Istanbul) ではコア数の増加が性能に反映され高速化しています。
これに対して青いラインで表記した「メモリ性能律速型アプリケーション」は8並行処理ではメモリ性能に強く律速されていることがわかります。CPUクロック速度の影響は皆無に近いです。6-Core (Istanbul) についても同様です。
【SPEC CPU2006の公開データを資料として引用】
SPEC, SPECint and SPECfp are resistered trademarks of the Standard Performance Evaluation Corporation. For more information on this SPEC benchmarks see www.spe.org. SPEC and the benchmark name SPEC CPU2006 are registered trademarks of the Standard Performance Evaluation Corporation. Competitive benchmark results stated above reflect results published on www.spec.org as of April 03, 2009. The comparison presented above is based on the best performing 2-cpu servers currently shipping by Intel Corporation and Dell Inc. For the latest SPEC CPU2006 benchmark results, visit http://www.spec.org/cpu2006/