HPC-ProFileServer DPe2900FS
居室に設置できる静かなNASサーバ
信頼のRAID10、速度のQuad-Core Xeonを採用
搭載可能ディスク容量は5.25TB (SATA)
最大135TB (SATA)ディスク追加可能
12Gbps (3Gbps x4) の高速SASを採用
10GbE (10Gigabit Ethernet) の高速ネットワークにもオプションで対応可能
デルの高品質サーバを採用し、5週間の短納期で設置・接続作業まで対応
自動障害通知ツールによるメールでの障害通知を実施
3年間の当日オンサイト+技術支援サービスを無償実施し、迅速・確実に復旧
HPC-ProFileServer DPe2900FSは小規模な静音HPCクラスタに適した静かで扱いやすいNAS型ファイルサーバです。速度と信頼性のSASドライブを採用したSAS構成タイプと、容量と価格に魅力のSATAドライブを採用したSATA構成タイプの2種類の構成を用意しており、ご予算やご用途に応じて選択可能です。
本番用のファイルサーバとしては2TBのRAID10構成が運用上からも実践的です。HPC-ProFileServer DPe2900FSはデルの高信頼性サーバを基本コンポーネントに用いて実現する、安心のファイルサーバです。これを約100万円というお求め安い価格でサポートを含めてご提供いたします。
DPe2900FSではRAID10を標準RAIDポリシーとしています。RAID10とはRAID1とRAID0を複合させたポリシーで、RAID1による信頼性と、RAID0による速いI/O性能を巧みに取り入れた非常に優れたRAIDポリシーです。RAID1の命は耐障害性と障害からの確実な復旧です。2基のドライブの双方が同時に障害を起こさなければデータは保全される高い耐障害性を持っています。また、障害修復もRAID1内部の閉じた領域で単純な動作で行われるため高速かつ確実です。RAID10では堅牢なRAID1ボリュームを複数RAID0で束にすることで高速な大容量のRAIDボリュームを構成しています。RAID10は耐障害性、復旧性能、高速性などが高いレベルで実現された優れたRAIDポリシーです。
従来ドライブ容量が小さく高価な時代はRAID5 (RAID6) の利用にも一理はありました。その裏では高頻度のテープバックアップは欠かせませんでした。ところがドライブ容量が大きくなり低価格化したメリットの活かし方としてはRAID10という高い冗長化構造の採用に向けることが本筋だと考えています。
高信頼性と速度を両立させる300GB 10,000rpmのSASドライブを用いてRAID10実効容量1.2TB + スペアディスク構成のファイルサーバを構成できます。
容量とコストパフォーマンスを両立させる500GB 7,200rpmのSATAドライブを用いてRAID10実効容量2TB + スペアディスク構成のファイルサーバを構成できます。
スペアディスクを実装しておくと、ドライブが障害を起こした場合スペアディスクが自動的にRAIDに組み込まれ、障害により失われた冗長性を自動的に復旧してしまいます。その後オンサイト保守のサービスマンが障害を起こしたドライブを新しいものと交換し、再度スペアディスクとして設定しておくことで、初期状態に完全に復帰します。
写真にもありますように、ドライブは前面から操作できるホットスペア対応のディスクエンクロージャを採用しており、システムが運用中でも停止させることなく安全に交換が可能です。
普通に動作している時はサーバの品質の違いを意識することは少ないと思います。ところが、障害に遭遇してから回復するまでの時間は神経質になります。高品質なサーバの真価はこの時に発揮され、安心して修理が完了するのを眺めていることができます。もちろん、RAID10 + スペアディスク構成と、当日オンサイト保守によるディスク交換サービスも欠かせません。
SATA、SASドライブ共にRAIDカードは共通の製品を用いています。RAIDカードとドライブの接続は高速なピアツーピア接続となっており非常に高速です。写真は堅牢にPCI Express上にマウントされたLSIロジックチップ搭載のDELL純正のSAS RAIDカードです。カードから出ているケーブルが専用のSASケーブルです。
最新のQuad-Core Xeonを採用しており、ファイルサーバで動作する各種デーモンが同時並行で高速に動作します。例えば、ファイルサーバとして動作しながら、バックアップを行う場合には、多数のプロセスが高負荷で動作するため、Quad-Core Xeonによる4コア動作はパワフルです。
■参考 rsyncによるファイルサーバのバックアップ (600GB/600万ファイルを4時間で実現)
ファイルサーバ用途としては余裕の2GB FB-DIMMメモリを搭載しています。多数の計算ノードからの入出力要求など大量のトランザクションが必要な場合にはメモリの追加が有効です。メモリスロットは12スロット実装され、2GBモジュールにより24GBまで、4GBモジュールによると48GBまで拡張することが可能です。大容量メモリ搭載時の発熱対策として、メモリに冷気を吹き付けるファンが実装されています。そしてその排熱を筐体外部に強制排気させるためファンが後方に実装されています。これらの動作音も静かです。
Gigabit Ethernetの口を2口持つため、このDPe2900をゲートウェー機として運用し、HPCクラスタ内部はサブネット構成とすることが可能です。
DPe2900FSは10GbE (10Gigabit Ethernet)カードをオプションでサポートしています。SAS-RAIDが高速化し、200GB/s程度の実効性能を達成しているため、これに対応するにはGbEではバランスがとれません。
フロントベゼルはカギ付きのため誤ってドライブを抜いたり持ち去ったりすることが難しく、安全にも配慮されています。
ご発注時にラックマウント仕様でご発注いただきますと、ラックマウント用の筐体で出荷いたします。計算機と一緒にラック搭載したり、UPSと一緒に搭載したり、後々の拡張でSAS接続のディスクエンクロージャを追加する場合にはラックマウントは便利です。
ミドルクラスのファイルサーバとしてはDPe2900は予想以上の静音です。写真のように内部は高発熱にも耐えるように大型ファンが6基も実装されています。もちろん僅かに音は聞こえますが、ゆったりたっぷりの風量を持っているため耳障りではありません。ファンの能力に余裕があるため、低い回転数で強力に冷やすことができており、突然回転数が上がり音が大きくなったことに驚かさせられることもありません。
CPUヒートシンクにはヒートパイブが使われた大きな表面積を持つものが採用され、CPUファンと一体設計されています。(写真はCPUが1個のみ搭載されたモデルなのでヒートシンクは1つ見えています。)ここからの排熱はメモリ後方の2基の排気ファンにより後方に排気され、筐体内部への熱風の還流を防いでいます。このファンにも静音化対策がなされています。
940Wの大容量電源を標準で2基搭載した余裕の電源を持っています。電源も経時劣化が起こりやすい部品です。それが原因で容量が小さくなるとシステムの動作が不安定になる可能性があります。これはファイルサーバには許されないことです。そのためには電源に容量を持たせておくことは大切です。さらにこの電源もホットスワップに対応しています。
ディスク容量が不足する事態になった場合、外部ドライブ接続用のSAS RAIDカードを追加実装することで、外付けのSAS接続のディスクエンクロージャ (写真) を増設可能です。このエンクロージャーにはディスクを15個内蔵でき、500GBドライブで物理容量が7.5TB、750GBドライブで11.25TBの物理容量を搭載可能です。さらに1枚のRAIDカードにはこのエンクロージャーを最大6台まで増設可能でから750GB x 15 x 6 =67.5Bまで拡張できる大きな余裕を持ちます。
事前にお客様より頂いた情報により、RAID設定のみならずネットワークのカスタム設定も社内で行った後に出荷しています。そのため、お客様はご導入直後から運用開始が可能です。
ファイルサーバは安定動作が義務です。DPe2900はデルの工場でテストが行われたサーバを採用しており、初期不良は低く抑えられています。その高品質なサーバをさらに弊社工場内で、実際にお客様が利用される状態にまで作り込んだ後に、さらに現実的な連続負荷を長時間与え続けて、潜在的な不安定要素のあぶり出しを行っい、必要に応じて改修を施しています。この作業により、ブラッシュアップされたシステムとして納入されますから、納入開始直後から本番利用を開始していただけます。
オプションでオンサイト設置サービスを行っています。システム管理者に詳しい方がいらっしゃらないサイトや、ご担当者がお忙しくて時間がを割くことが難しいサイトでも、このサービスをご利用されることで、ファイルサーバの導入が可能となりました。
筐体はスクリューレスになっており、交換パーツもモジュール化がすすんでいるので、迅速に修理作業を行いお客様をお待たせしません。
弊社のサーバには、WEBブラウザから利用できる便利な統合型のサーバ管理ツールが搭載されています。右の画面イメージはシステム管理ツール「DELL OpenManage」の画面表示例です。このツールはブラウザベースのため、手元のパソコンからでも利用することが可能です。しかも日本語化された表示と日本語のダイアログボックスでマウスが使えますから、直感的に操作することができます。しかもこのツーだけでサーバ本体、RAIDコントローラ、ディスク筐体、RAIDを含む全てのディスクドライブ、その他のハードウェア資源の状況を全て表示させることができ、操作することができます。特に障害が発生した場合は急ぎますし緊張もしますから管理ツールの判りやすさと操作の統一性は重要です。
さて、右の例示画面ではサーバに搭載されているRAIDコントローラ PERC5に接続されているSATAディスクが見えています。例えばここでディスクに「点滅」というコマンドを送ると、実物のディスクのLEDも点滅するため、ディスクを点検や交換する場合にも間違える心配がなく安心です。
これを利用されたお客様からは、「ハードウェア障害がメール通知だけでなく、サーバー本体の前面からLCDパネルでの警告メッセージやLEDの点滅で判ることと、さらにブラウザ画面でのサーバー全体のステータス表示がされること、そしてこれらが全体で連携して機能していることなど、サーバーとしての管理機能の完成度が非常に高いよくできている。」とのご感想を頂いたこともあります。
DPe2950で機器に障害が発生すると、青色だったLCDパネルがオレンジ色になり明るく輝きます。障害箇所も表示されます。RAIDを構成するディスクに障害が発生すると、オレンジ色になり障害を警告すると同時に、自動修復が開始されます。自動修復が完了すると、再び青色に回復します。
きめ細かなシステムインテグレーションが弊社の特徴であり、お客様情報はお客様カルテに詳細に記載し保管しています。ハード的な障害が復旧した後、お客様情報を利用することでシステムレベルの復旧サポートが確実に行えます。
3年間の平日4時間のオンサイト保守が付いており、故障時にはサービスマンが4時間で訪問し故障箇所を修理します。(日、祝日、年末年始は除きます。)
故障部品は3年間無償で保証され、障害箇所が特定されれば平日4時間で配達されます。故障箇所の特定は以下に掲載したシステム障害の自動診断ツールにより簡単に行うことが出来ます。
ご希望に応じて最長で5年間まで保守契約の延長が可能です。
システム障害時には弊社が連絡を受け付け、システムに精通した技術者が対策を練りあげ、デルサポートと協力しながらシステムの復旧に努めます。専門的な知識が必要なファイルサーバの復旧では弊社のプロフェッショナルなサポートは大きな安心につながります。
平日4時間のオンサイト保守に関しては、故障内容により対応できない場合がありますのでご了承ください。また、天候、交通状況によりご訪問できない場合もありますがご了承おねがいします。