HPC-ProServer DPe1950
Dual/Quad-Core Xeon 2CPU 4/8CPUコア搭載
最大32GBメモリ搭載可能
HPCクラスタに必要な全サービスを網羅的に実施
EIAラック1U高さのHPCサーバ
65dB以下の低騒音設計
安心のOSリカバリDVD標準添付
3年間の翌日オンサイト「W保守サービス」で迅速・確実に復旧
HPC-ProServer DPe1950はラックマウント型の1Uサイズの筐体にDual/Quad-Core Xeonを2CPU搭載し、共有メモリ上で最大8CPUコアが動作し8並列計算が可能な計算機です。今後の計算機はコア数を増やし並列計算により高速化を実現してゆきます。その流れの中で、価格性能比が高く、高機能を誇る構成がXeonを2CPU搭載する計算機です。それを僅か1Uサイズに内蔵し高密度実装を可能とするHPC-ProServer DPe1950はHPCクラスタの計算ノードとしては最適のハードウェアです。
Quad-Core Xeon 2.66GHz 2CPU 8CPUコア構成の計算機での浮動小数点演算性能の理論値は85GFLOPSに到達します。この性能を実際の計算に活かすためには高速なメモリが必要です。そのため、高速なFB-DIMM 667MHzを採用し、21GB/secの高いメモリ帯域を実現しています。その結果、Quad-Core Xeon 2.66GHz 2CPU 8CPUコアによるLinpack HPLでの8並列計算にて52GFLOPSという高い浮動小数点演算性能を記録しています。
演算速度が高速化すると、それに応じて計算規模の大規模化も求められます。HPC-ProServer DPe1950はメモリソケットを8ソケット搭載し4GBメモリモジュールを搭載するとこで、最大32GBのメモリを搭載することができます。大容量メモリを搭載すると、消費電力や発熱から計算機の動作が不安定になることが懸念されますが、デルサーバは設計段階から十分なテストを行い、バリデーションの取れた高品質部品を採用することで基本品質の高さが維持されています。さらに、弊社内での実使用構成での高負荷テストにより、潜在的な不具合箇所の探り出しと必要に応じての改修を出荷前に済ませていますから、お客様のサイトでの不具合の発生は皆無に近くなっています。
マルチコア計算機はクロックを抑えることで消費電力を節約し、その代わり1個のチップ上に多数のCPUコアを搭載することで、性能を確保する技術です。幸い科学技術計算機用のソフトウェアの多くは既に並列化されているものが多いため、そのままでもマルチコアの恩恵を享受でき、さらにマルチコアに対応するインテルコンパイラで再コンパイルすることで、より高い性能を実現できる場合も増えています。消費電力あたりの演算性能が高いマルチコア計算機に、古い計算機をリプレースすることで、電力不足や空調不足から演算パワーの強化を断念されていたお客様にも、大きな活路が開かれます。さらに、マルチコア機は大規模な64bit計算にも対応しているため、64bitの古いUNIX系計算機のリプレース用途にも対応でき、ここでも消費電力あたりの処理性能を向上を享受できます。
Linux OSを搭載したHPC計算機として高性能と安定動作を両立させるためには、OSのHPC計算向けのカスタマイズが必須です。なぜなら通常のサーバ用OSとHPC用OSでは、その構成や設定が大きく異なるからです。弊社では多数のHPC計算機の構築経験を持っており、幾多の実践のなかから最適なOSのカスタマイズ手法を確立しており、安心してご利用いただける状態にカスタマイズしてインストール/設定しております。
弊社の標準Linux OSはCent OSです。しかし一部の商用のアプリケーションは動作環境としてRedHatを指定している場合があります。この場合にはRedHat OSの搭載サービスを実施します。この場合もHPCに最適なOSのカスタマイズを施してインストール/設定しております。
ディスク障害や誤操作などによりOSが正常に利用できなくなるようなトラブルに際して、OSの復旧を簡単かつ確実に行えるように「OSリカバリDVD」を添付しています。弊社の「OSリカバリDVD」は、弊社工場でお客様に納入する計算機のカスタム設定が完了した時点で、そのシステムイメージをフルコピーするものです。そのため、「OSリカバリDVD」を用いると出荷時の状態に確実に復旧できます。さらに導入後のシステム設定変更やアプリケーション追加をされた場合にも、簡単に新たな「OSリカバリDVD」を作成できるように、簡単なコマンド操作で任意のタイミングの「OSリカバリDVD」のISOイメージを作成することが可能です。
HPC-ProServer DPe1950は2個のディスクが搭載でき、1個はシステムディスクとして構成されています。「OSリカバリDVD」を採用することで、これまでは2重化ハードディスク構成を弊社標準としていたものが、その必要がなくなります。そこで、この空きベイにディスク搭載して、スクラッチファイルやローカルデータ保管用として利用することが可能となりました。
なお、HPC-ProServer DPe1950を管理ノードやファイルサーバなどのホスト系の計算機としてご利用される場合は、システムディスクはRAID1構成の採用をお勧めしています。RAID1にするとハードディスク障害に際しても稼動を継続したまま復旧ができます。
64bitのマルチコア計算機環境の性能を発揮させるためには優れたコンパイラが必要です。この計算機には高性能なインテルコンパイラが提供されています。さらに、弊社の計算機ではコンパイラとOSや各種ライブラリ類とのマッチングなども事前に確認しており、安心して利用できる環境として構築されています。
マルチコア計算機での最高の並列性能を実現するためにはノード内並列処理、GbEネットワーク並列処理、InfiniBand並列処理などが高速に動作するようなインテグレーションの実施が大前提となります。そのうえで、実際にアプリケーションを動作させ、実働状態でのボトルネックの探査と対策が必要です。弊社はこのチューニングノウハウを豊富に持ち、真に性能の出る構成に仕上げてご提供しています。
マルチコア計算機ではノード内の演算性能が高いので、ネットワーク並列を行う場合には高性能なシステムインターコネクトの実装が必要です。そこで弊社では、インフィニバンドのインテグレーションサービスを行います。このインテグレーションは単にハードウェアレベルに止まらず、OS、コンパイラ、各種ライブラリ、アプリケーションなどと一貫して行うことができます。
計算機の準備は万全でも、アプリケーションのコンパイルやインストールなどに問題があり目的通りの利用が出来ないことがあります。またインストールが出来たとしてもそのために多くの手間や時間を費やしてしまうことや、構築した環境が本当に正しくインストールされ正常に動作しているのかに関して不安になることもあります。そこで、お客様からのご依頼に応じて、弊社にて対応可能な範囲ではありますが、アプリケーションの最適なコンパイルや動作テストサービスを行っています。
多数のCPUコアを搭載するマルチコアSMP計算機の利用では、高機能なジョブスケジューラの利用は必須です。ジョブスケジューラを導入しないと、計算機は非効率な運用に収斂する可能性があり、計算機の効率をフルに発揮させることが難しくなります。さらに、計算機の安定稼動の観点からも、ゾンビデーモン対策や、ソフトウェアライセンスの有効利用などで大きな効用があります。さらに、以前のシングルコアCPUに比較して4CPUコアでは、コアあたりの単価が1/4に低下しており、お得にもなっています。
HPC計算機はスタンドアロンで利用されることは少なく、通常はファイルサーバ、管理サーバ、アプリケーションサーバ、ライセンスサーバなどに接続されシステムで利用されます。弊社の計算機は、お客様から現在のご利用環境を十分にお聞かせ願い、現実的に設定可能な範囲で、既存環境との接続にも配慮したインテグレーションを含んでご提供いたします。
HPC-ProServer DPe1950はラックへの搭載サービスやUPS、KVMの接続サービスなども行っています。
圧倒的な生産スケールを持つデルの工場では緻密な生産計画に従い生産/出荷が行われており、弊社向けのサーバも確実な納期で出荷されます。そのため川下に位置する弊社の生産計画も着実に実行することができます。さらに、弊社側で行うHPC計算機の仕上げ作業に関しても、技術的に確立された作業となっております。その結果、40日以内の短納期でお客様のサイトでの本稼動を実現できます。
オンサイト設置サービスでは、導入説明をハンズオンで行うことができます。お忙しいお客様に対して、計算機をご利用になる際の要点を的確に説明し、即座に運用開始をしていただける導入説明の実施は好評をです。
HPC-ProServer DPe1950は高い生産品質を持つデルのサーバを基本コンポーネントに採用しており、HPC用途でも安心して導入していただけます。製品開発サイクルが速く製品技術そのものが高度化している現在、安定したサーバを迅速に生産できる製品開発体制や生産体制を確立できるのは大手ベンダーに限られます。コモディティ部品を組み合わせた一般のホワイトボックス系のサーバは、コンシュマー用途には対応できるとしても、利用条件が厳しいHPC利用には重い課題があります。
従来の1Uサーバは空冷ファンの回転音による騒音を振りまいていました。そのため、専用のサーバルームへの設置が欠かせませんでした。しかし、HPC-ProServer DPe1950は1Uサーバでありながら騒音にも配慮され、フル負荷時の実測でも65dBと低騒音です。さらに、耳障りな風切音も低く抑えられています。
1Uサイズに8CPUコアを内蔵しているため、実装密度を追求するだけなら42Uラック一台で336CPUコアを搭載可能であり、非常に高にスペース効率を実現します。従来言われていたPCクラスタは場所を取るという課題は解消しています。またより高密度なブレードサーバもHPC用途ではあえて導入するメリットは薄くなっています。
インテルの新アーキテクチャ「Core マイクロアーキテクチャ」は性能向上と、低消費電力節約を同時に実現しています。そのため、電源容量不足から計算機導入を諦めておられるサイトでも、消費電力効率の低い計算機をリプレースすることで、この課題を解消できます。
HPC-ProServer DPe1950には以下の保守サービスが無償で行われており安心です。
◇ 無償の3年間のHPCの熟練技術者による障害対応の一次受付を実施
◇ 無償で3年間の翌営業日オンサイト保守サービスを実施
◇ 無償の3年間のパーツ保証を実施
さらに、これらの保守サービスは保守サービスは最長5年まで契約延長が可能です。
このサポートの特徴は、デルサポートによる翌日/当日のオンサイトのハードウエアサポートチームと、HPC特有の問題に対応可能な弊社のHPC専門サポートチームとが協力体制を構築し、お客様に満足していただけるサポートサービスを実現します。さらに、世界最高水準のロジステックを持つデルは、保守部品の在庫管理や品質管理も徹底しており、3年間の無償パーツ保証も安心できます。