HPC-ProFS DPe2900V-R
高信頼、高性能、高拡張、低騒音の本格的ファイルサーバ
5Uサイズ筐体に8TB(RAID6)、4TB(RAID10)を搭載
Xeon 2CPU 8コア 48GBメモリまで拡張可能
PCIex4により10GbEx2、RAIDコントロラx2対応可 (最大180TB)
システム設定、オンサイト設置オプション、運用支援
システム統合管理ツールを搭載、メールによる障害通知機能搭載
3年間当日4時間プラス対応オンサイト保守 (部品先出、障害切り分け) にて安心
障害予兆検出、早期部品交換、予防部品交換、HPC運用復旧支援にて信頼性が向上
大切なデータを安全に保管し快適な利用環境を実現するファイルサーバには、信頼性、拡張性、I/O性能、保守体制などがバランス良く実現されることが求められます。さらに、居室へ設置する場合には騒音の低さも求められます「HPC-ProFS DPe2900III-R」はこれらの要件を高いレベルで満たす総合バランスに優れたファイルサーバです。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」は最大10基のディスクドライブを搭載できる大型筐体を採用することで、充実したRAID構成を実現するファイルサーバです。推奨RAID構成としては、RAID10なら実効容量4TBのスペアディスク付き構成、RAID6なら実効容量7TBのスペアディスク付き構成をお勧めします。これらの構成は冗長性により高い耐障害性を獲得したファイルサーバとして安心して利用していただけます。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」のハードウェアにはデル製の高品質サーバを採用することで安定稼動を実現し、冗長構成を採用することで耐障害性を備えるようにしています。さらに信頼性向上のため障害予防を組み込んだ保守サービスを3年間無償で実施し高い信頼性を実現しています。
・ エラー自動修復機能の搭載
・ 冗長化の採用
・ 初期不良の洗い出しと早期部品交換の実施
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障害予兆の検出と通報
・ 障害予防の実施
・ 当時4時間オンサイト保守サービス (部品先出/現地障害特定) の実施
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早期部品交換や予防部品交換の実施
・ 高度な経験を持つ技術者による復旧についての技術支援サービス
HPC-ProFS DPeシリーズではディスクアレイを構成するハードディスク全体を自動的に巡回しながら読み取り検査を行い、読み取りできないセクタを発見すると、データ修復と代替セクターの割当を行い、ディスクを正常化させると同時にデータの保護を行います。なおこの処理はスペアディスクに対しても行われます。
ディスクのエラー発生はシステムに記録されており、その頻度が閾値を超えると傷害の予兆があるとの通知が総合システム管理ツールから発せられます。この警告に従い早期部品交換を行うことで致命的なRAID障害を予防することができます。
スペアディスクが設定されたRAIDなら万一ハードディスクが障害を起こしても、障害を起こしたハードディスクはRAIDから自動的に切り離されると同時にスペアディスクがRAIDに取り込まれ、自動的にRAIDのリビルトが行われ、冗長性が回復します。修理作業は切り離されたディスクの交換と、新しいディスクをスペアディスクとして設定しておくだけです。この新しいディスクも定期的に自動ディスク読み出しパトロールによりメディアの状態が検査されるため安心です。
写真にもありますように、ドライブは前面から操作できるホットスペア対応のディスクエンクロージャを採用しており、システムが運用中でも停止させることなく安全に交換が可能です。交換完了後にスペアディスクに設定することで、完全に初期状態に復帰します。
ファイルサーバは計算機システム全体に対するストレージ・サービスを提供しているため、もし一時的な過負荷が原因となって性能低下が発生するとシステム全体のスループットを低下させることになります。共同利用環境では、ファイルI/Oの激しいジョブがシステム全体に影響を与えていても、誰も気が付かない場合があります。あるいは、ユーザの知らないバックグラウンドで実行されるバックアップ処理やファイルシステムチェック処理などが影響している場合もあります。このような事態にも対応できるように、ファイルサーバには十分な処理性能の余裕が予め与えられていることが求められます。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」はQuad-Core Xeonを2CPU 8コア搭載することができ、高い処理性能を比較的廉価に実現することができます。ファイルサーバでは各種デーモンやバックアップ処理などが複数並行動作することがあるので少し多めのコア数を搭載することを推奨いたします。以下は簡単なテストレポートです。
□参考 rsyncによるファイルサーバのバックアップ (600GB/600万ファイルを4時間で実現)
一般的なファイルサーバとしての利用なら標準の8GBメモリでも十分です。しかし、用途によっては多量のファイルを一括して取り扱う場合があり大きなメモリは効果的です。さらに、メモリはディスクキャッシュとしても機能するためI/O性能向上には大きな効果を発揮する場合があります。できるだけ大きなメモリの搭載をお勧めします。
ファイルサーバは利用が進むに従い、ストレージ容量不足やネットワークI/O性能不足などが問題となることがあります。このような場合にシステムの拡張ポートに余裕があると、RAIDコントローラの追加やネットワークカード高速化により課題を解決することができます。「HPC-ProFS DPe2900III-R」には4基のPCI Expressポートを持ち、2枚のネットワークカードと2枚のRAIDコントローラを追加実装することができます。これらの拡張カード類はメーカーの標準オプションのため、システム全体として一括サポートが受けられるので万一の障害が発生しても責任の所在が明確であり安心して拡張できます。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」がディスク容量不足に陥っても、外部ディスクエンクロージャを接続することで最大180TBまで容量の拡張が可能です。具体的な構成を説明します。HPC-ProFS DPe2900III-Rには「PERC6/E」と呼ばれる2ポートのSAS 4x Wide Linkを備えたRAIDコントローラを2枚搭載できます。このRAIDコントローラ1枚に対して外付けディスクディスクエンクロージャを最大6台までディジーチェーン接続できます。またこのディスクエンクロージャには15基の1TBハードディスクがを載できます。従って最大構成は2枚のRAIDコントローラ、4ポートのSAS x4 Wide Link、12台のディスクエンクロージャ、180基のハードディスクの構成が可能です。右にその模式図を掲載します。
市販の製品を組み合わせたマルチベンダーのファイルサーバに障害が発生した際のサポートでの大きな課題が障害の切り分けと責任の明確化です。これに対して、システム全体をデルの純正品で構成する弊社のファイルサーバは責任の所在とサポート体制が一元化されており仕事が明快です。上記の図のシステム全体がSASケーブルに至るまで一体のものとして無償保守対象になります。これは大きな安心感です。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」は10GbE (10Gigabit Ethernet NIC) もオプション化しています。システムには最大で2枚の10GbEカードが搭載でき、非常に高いネットワーク性能が期待できます。現在はまだ廉価な10GbE Base-Tスイッチは市販されていませんが、既に10GbE Base-TのNICは一足早くラインナップに加わっていますから、対応するスイッチも追って市販化されると考えられます。もうじき10GbEを潤沢に使用できる状況になると考えられます。
ネットワーク機器もシステムのインフラを構成する重要なコンポーネントです。弊社のシステムはNICやネットワークスイッチも全てデルの純正品で構成するため責任の所在とサポート体制が一元化されており、こちらも仕事が明快です。
現在の10GbEの実効性能を簡単にご紹介します。
基本テスト
基本テストは2台のServer間のNETPERF性能テストを行い6.8Gbpsの実効性のを確認できました。テストは、「DPe-2950 & 10GbE NIC --光ファイバー接続-- 10GbE SW --光ファイバー接続-- DPe2950&10GbE NIC」の環境で行いました。GbEのNETPERFは約1Gbpsですから、10GBbEはGbEの約7倍の性能を記録したことになります。
応用テスト
応用テストは現実的な生命科学用の96ノード384コアのPCクラスタによるBLAST処理で測定しまし、約4倍の性能向上を確認しました。96ノード384コア機での500クエリ処理時のGbEと10GbEでの処理時間はGbEが490秒、10GbEが120秒でした。
まとめ
現実のPCクラスタに搭載した10GbEは十分期待に沿う性能を発揮しました。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」は筐体の大きさとは反対に静粛です。これは大型の筐体を活かして大口径ファンを6基も搭載し、ファンの能力に余裕があるため、低回転でも十分な冷却性能を発揮させることができるため、静粛さを実現できています。さらに、CPUのヒートシンクはヒートパイプを用いた大型のものを採用し、広い表面積による高い冷却性能を持っています。また、熱に敏感なメモリモジュールは、その真上に専用の冷却ファンを持ち、モジュール全体を均一に冷却するような工夫がなされています。もし万一負荷が高くなったり、室温が上昇するなどした場合には、温度センサーが働き、ファンの回転数を段階的に速め筐体内部温度を下げてくれます。さらに、エアコンの故障などでシステムの温度が危険なレベルにまで上昇すると、自動的にシャットダウンし、万一の致命的なハードウェア障害の発生を予防する機能も搭載しています。
940Wの大容量電源を標準で2基搭載した余裕の電源を持っています。電源は経時劣化が起こりやすい部品を使うため、それが原因で不具合を起こす可能性があります。これはファイルサーバには許されないことです。そのためには電源に容量を持たせておくことは大切です。さらにこの電源もホットスワップに対応しています。
ファイルサーバは安定動作が必須です。HPC-ProFS DPe2950IIIの生産では何段階ものテストを行い安定した製品をお届けできるようにしています。デル工場では出荷検査を行い良品が弊社に届けられます。弊社工場に届いた高品質なサーバは、実際にお客様が利用される状態にシステムを組み上げ、ソフト的にも完成させた状態で連続負荷を長時間与え、システム的な不具合にも光を当てます。この工程を経て、より完成度の高いシステムとして納入しています。
HPC-ProServer DPe-2900III-Rは事前にお客様より頂いた情報により、RAID設定のみならずネットワークのカスタム設定も社内で行った後に出荷しています。そのため、お客様はご導入直後から運用開始が可能です。オプションでオンサイト設置サービスを行っています。システム管理に精通された方がいないサイトや、ご担当者が忙しくて時間がを割くことが難しいサイトでも、このサービスをご利用されることで、ファイルサーバを安心して手軽に導入していただけます。
HPC-ProFS DPe2900III-Rには、WEBブラウザから利用できる便利な統合型のサーバ管理ツールが搭載されています。右の画面イメージはシステム管理ツール「DELL OpenManage」の画面表示例です。このツールはブラウザベースのため、手元のパソコンからでも利用することが可能です。しかも日本語化された表示と日本語のダイアログボックスでマウスが使えますから、直感的に操作することができます。しかも更に便利な機能として、このツールだけでサーバ本体、RAIDコントローラ、ディスク筐体、RAIDを含む全てのディスクドライブ、その他のハードウェア資源の状況を表示させることや操作することができます。特に障害が発生した場合は急ぎますし緊張もしますから管理ツールの判りやすさと操作の統一性は重要です。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」では部品に障害や障害予兆が発生すると、青色だったLCDパネルがオレンジ色になり明るく輝き、障害箇所が文字で表示されます。また、RAIDを構成するディスクに障害が発生すると、オレンジ色になり障害を警告すると同時に、自動修復が開始されます。自動修復が完了すると再び青色に表示が切り替わり回復を示します。
障害や障害の予兆が検出されるとメールによる障害通知が動作し、障害の発生を知らせます。そこで、前出の「DELL OpenManage」により、障害履歴を確認し、さらにスペアディスクのステータスを確認した後に、ディスクの交換依頼を行います。
「HPC-ProFS DPe2900III-R」は3年間の当日4時間のオンサイト保守がつきます。
オンサイト保守では早期部品交換や予防部品交換を行います。
システム障害時には弊社が連絡を受け付け、システムに精通した技術者が対策を練りあげ、デルサポートと協力しながらシステムの復旧に努めます。専門的な知識が必要なファイルサーバの復旧では弊社のプロフェッショナルなサポートは大きな安心につながります。
筐体はスクリューレスになっており、交換パーツもモジュール化がすすんでいるので、迅速に修理作業を行いお客様をお待たせしません。
お客様情報はお客様カルテに詳細に記載し保管しています。ハード的な障害が復旧した後、お客様情報を利用することでシステムレベルの復旧サポートが確実に行えます。
データの安全性を必要とされるなら、もう1台のHPC-ProServer DPe-2900III-RFをバックアップサーバとして導入され、2重化して運用されることをお勧めします。その場合にはネットワークもバックアップ用として専用化されることをお勧めします。さらに、大容量のファイルサーバを運用される場合には転送速度を向上させるため、デュアルチャネルやクアッドチャネルのGbE NICを利用したボンディングが効果的です。