HPC-ProFS DPe1950V
Xeon 2way 1Uサーバの電源とディスクを冗長化、管理サーバやファイルサーバに対応
1CPU 4コア 4GBメモリの標準仕様から、2CPU 8コア 32GBメモリの超高速仕様まで対応
3年間当日4時間プラス対応オンサイト保守 (部品先出、障害切り分け) にて安心
障害予兆検出、早期部品交換、予防部品交換、HPC運用復旧支援による信頼性の向上
HPC計算機用のファイルサーバでは、計算機の性能向上と運用台数の増加により、当初の予想を超えるファイルI/Oが発生することがあります。そのため処理能力に余裕があったファイルサーバが余力を使いきり、ボトルネックを発生させるような状態に陥ることも珍しくありません。例えば32GBのメモリを搭載した計算機がメモリ上のデータをディスクに書き出す場合、NFS速度が70MB/sに達していたとしても約8分ほどの待ち時間が掛かります。もしこの間に他の計算機がファイルI/Oを行うと、ファイルサーバのレスポンス低下の影響を強く受けます。このような現象が頻繁に発生するようになるとファイルサーバの増強か更新を検討する必要があります。しかし、サーバの更新は予算確保が必要で容易には踏み切れません。ところが拡張性の高いサーバを導入していると、少ない費用と労力のみで実施できるサーバの拡張作業だけでボトルネックを解消することができます。このような理由から、将来の計算ノード追加や計算機性能向上に備えた高い拡張性を持ったサーバの導入をお勧めします。
ファイルサーバや管理サーバの処理性能については、マルチコアプロセッサの登場により、1wayサーバでも十分な性能が得られるようになっています。ところがそれにもかかわらず、実際のシステムインテグレーションでは2wayサーバが好まれます。その理由は、1CPU構成のエントリー機については1way機と2way機の価格差が小さく、それならば拡張性の高い2way機の方が安全だと判断されているからです。そこで現実的な構成の実価格を比較しました。すると1CPU 4GBメモリ構成での1way機と2way機の価格差は約10万円と僅差でした。実際のクラスタ導入ではボリュームディスカウントにより価格差は更に縮小しますから、この程度の価格差であれば大きな拡張性を持つ2wayサーバの選択は合理的です。
| システム構成 | CPU 型番 |
クロック (GHz) |
CPU 数 |
コア 数 |
メモリ 容量 |
Sys Disk |
スペア Disk |
RAID Disk |
RAID 構成 |
RAID 容量 (TB) |
RAID カード |
オンサイト サポート 3年間 |
税込価格 |
| 1way 1CPU 4コア 4GB (1U) | X3323 | 2.5GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx2 | RAID1 | 1 | SASi | 当日4H+ | 515,550 |
| 2way 1CPU 4コア 4GB (1U) | E5405 | 2.0GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx2 | RAID1 | 1 | PERC6i | 当日4H+ | 625,800 |
では1way機と2way機では実際にどの程度の拡張性の違いがあるのかを比較表により検討してみます。個々の要素では差は少ないようですが、ボトルネックに配慮した性能バランスを考えると、2way機の圧倒的な有利さが確認できます。
| システム構成 | 最大コア数 | 最大メモリ容量 | GbE NIC 増設 | 10GBASE-T NIC 増設 |
RAIDコントローラ |
| 1way Server (1U) | 4コア | 24GB | ○ | × | ○ |
| 【総評】 拡張による基本性能向上の余地は少ない。初期構成で使い切る用途には適する。 |
標準的用途に対応。容量拡張や、拡張カード類追加による機能向上を行うと、性能不足の場合もある。 | メモリの拡張余地は大きい。ファイルサーバの場合は、搭載メモリは多いほど良い。 | ネットワークボトルネックを解消できるGbE NICの追加が可能。 しかしネットワークを増強するとCPU性能の強化も求められることがある。 |
10GBASE-T NICに対応していない。 | RAIDカードの追加により大容量の外付けストレージの追加は可能。しかし、大容量ストレージの造成により増大するCPU負荷をクリアすることは難しい。 |
| 2way Server (1U) | 8コア | 32GB | ○ | ○ | ○ |
| 【総評】 拡張の余地はあるが、1Uサイズ筐体の制約から、追加カードが1枚程度に抑える方が安全なため、大幅な性能向上は断念。 |
容量拡張や、拡張カード類追加による機能向上をによる、性能不足の場合にはCPU追加で対応できる。 | メモリ容量が大きいだけでなく、メモリ帯域も広く、2CPU動作に追従できる性能を持つ。 | ネットワークボトルネックを解消できるGbE NICの追加が可能のみならず、派生的に発生するCPU負荷の増大に対応するコア数の追加も可能。 | 10GBASE-T NICに対応している。その際に求められるCPU性能の拡張も可能。なお近い将来10GBASE-T スイッチの発売が始まるので備えは大切。 | RAIDカードを用いて大容量ストレージを構築できる。増大したシステム負荷もCPUの追加で対応できる。 |
これまでみてきたように、サーバー系のシステムにとって拡張性の高さは非常に重要です。特にストレージの場合はCPUやメモリ追加のみならず、ネットワークコントローラやRIADコントローラなどの追加が必須です。そのようなところまで考えるなら、1Uサーバよりも2Uサーバの方がさらに有利なのではないでしょうか。そこで参考として大型の筐体を持つサーバの価格も調べてみました。するとRAID1で2TB構成の2Uサーバと1Uサーバの価格差は約6万円と僅差です。さらにRAID6 4TB構成でも100万円を下回る価格で提供されています。同じくRAID6で8TB構成の5Uサーバが116万円です。これらのサーバは筐体サイズが大きいため複数の高性能カード類、高速メモリそして高速CPUの搭載が可能です。このように考えると1U 2wayサーバよりも2U 2wayサーバや5U 2wayサーバはさらにお勧めです。
| システム構成 | CPU 型番 |
クロック (GHz) |
CPU 数 |
コア 数 |
メモリ 容量 |
Sys Disk |
スペア Disk |
RAID Disk (1B) |
RAID 構成 |
RAID 容量 (TB) |
RAID カード |
オンサイト サポート 3年間 |
税込価格 |
| 1way 1CPU 4コア 4GB (1U) | X3323 | 2.5GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx2 | RAID1 | 1 | SASi | 当日4H+ | 515,550 |
| 2way 1CPU 4コア 4GB (1U) | E5405 | 2.0GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx2 | RAID1 | 1 | PERC6i | 当日4H+ | 625,800 |
| 2way 1CPU 4コア 4GB (2U) | E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx2 | RAID1 | 1 | PERC6i | 当日4H+ | 689,850 |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx4 | RAID6 | 2 | PERC6i | 当日4H+ | 803,250 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx5 | RAID6 | 3 | PERC6i | 当日4H+ | 857,850 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 4GB | (共用) | - | 1TBx6 | RAID6 | 4 | PERC6i | 当日4H+ | 916,650 | |
| 2way 1CPU 4コア 4GB (5U) | E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | (共用) | - | 1TBx7 | RAID6 | 5 | PERC6i | 当日4H+ | 985,950 |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | (共用) | - | 1TBx8 | RAID6 | 6 | PERC6i | 当日4H+ | 1,044,750 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | (共用) | - | 1TBx9 | RAID6 | 7 | PERC6i | 当日4H+ | 1,103,550 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | (共用) | - | 1TBx10 | RAID6 | 8 | PERC6i | 当日4H+ | 1,162,350 | |
| 2way 1CPU 4コア 4GB (2U + 3U) |
E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | 160GB | - | 1TBx12 | RAID6 | 10 | PERC6i | 当日4H+ | 1,824,900 |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | 160GB | - | 1TBx13 | RAID6 | 11 | PERC6i | 当日4H+ | 1,878,450 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | 160GB | - | 1TBx14 | RAID6 | 12 | PERC6i | 当日4H+ | 1,932,000 | |
| E5410 | 2.33GHz | 1 | 4 | 8GB | 160GB | - | 1TBx15 | RAID6 | 13 | PERC6i | 当日4H+ | 1,985,550 |
サーバの選定で重視しなければならないポイントは基本サポートの充実です。ここでご紹介している全てのシステムには、充実した3年間の基本サポートが含まれて居ます。このため、小さな構成の計算機では、基本サポート費が大きな割合を占めており割高に見えます。しかし、ハードウェアの価格が大きくなるに従い基本サポート費の割合が低下するため割安感がうまれます。
HPC計算機の長期安定稼動は「必須」です。基本サポートが充実している弊社のサーバでは、万一の初期不良についても当日4時間のオンサイト保守による迅速な部品交換対応により迅速な解決が可能です。基本サポート費用にはこの優れたサービスが含まれており、トータルで考えると決して高価ではありません。