HPC-ProServer DPeT620
Sandy Bridge-EP Xeon E5-2600番台を2個搭載できるタワーサーバ
DDR3 1600MHz対応の4チャンネル・メモリにて51.2GB/sのメモリ帯域実現
32GBのメモリを24枚搭載でき最大768GBのメモリ容量を実現
8.0GT/sのQPIを2リンク実装できプロセッサ間通信速度64GB/sに到達
PCIe 3.0スロットを7基搭載、PCIe 3.0 x16スロットを4基実現
最大36TBのディスクを内蔵可能 (12x 3.5" 3TB HDD)
3年間のオンサイトサポートと技術サポートを実施
「HPC ProServer DPeT620」はSandy Bridge-EP Xeon E5-2600系プロセッサを2個搭載できるタワー型のサーバです。次にこの計算機の主な特徴をご紹介します。
演算性能は、最新のSandy Bridge-EP Xeon E5-2600系プロセッサを2基搭載でき、16個のコアと、104GB/sのメモリ帯域、さらに高い処理効率などによって、従来のXeonプロセッサの約2倍の実効性能が期待できます。
メモリ性能は、16基のメモリスロットにDDR3 1600MHzメモリを搭載でき、最大256GBのメモリ容量と高速・低遅延のメモリ性能を同時実現しています。
ストレージ性能は、容量指向の場合は、3TB 3.5"ディスクを12基搭載することで、最大36TBのディスク容量を経済的に実現できます。また性能指向の場合は、1TB 2.5"ディスクを32基搭載することで、多彩なRAID構成を実現でき、高機能と高性能を両立できます。
データI/O性能は、PCI Express 3.0に対応したPCIレーンを80本持ち、複数の高速I/Oの同時処理が可能なことです。
環境性能は、本体の低消費電力化の改善はもとより、夏場の外気冷却にも対応することで空調費の削減を実現しています。さらに、騒音対策にも磨きをかけ、50%負荷動作時の騒音を30dBAまで低下させ、騒音による置き場の制約を緩和しています。
この計算機は工場オプションで5Uラック型サーバへの変更もできます。
このようにHPC ProServer DPeT620は、演算性能、メモリ容量・性能、通信性能、環境性能などが、これまでの2倍前後の値に引き上げられた画期的な内容のHPCサーバです。このページではこれらの特徴を詳しくご説明します。
HPC ProServer DPeT620は次のような新技術を採用しています。
| 新技術 | 技術説明 |
| Sandy Bridge-EP Xeon E5-2600プロセッサ |
Sandy Bridgeアーキテクチャを採用した新世代Xeonプロセッサ 8個のコアを搭載し高い並列性能を実現 大容量キャッシュを搭載しメモリボトルネックを緩和 リングバスの搭載でシステム内通信性能を改善 (SPEC CPU2006ベンチマーク結果から旧Xeonの約2倍の性能向上を確認) |
| 4つのメモリチャネル | プロセッサは4つのメモリチャネルを搭載し51.2GB/sのメモリ帯域を実現 |
| DDR3 1600MHz DIMM | 高速なDDR3 1600MHzメモリに対応し12.8GB/sのメモリ帯域を実現 |
| PCI Express Gen3 | PCI Express Gen3に対応 PCIe3.0を80lane搭載 (2CPU搭載時) |
| 次世代RAIDコントローラ. | HDDとSSDの混在が可能なRAIDコントローラを搭載 優れたSSDキャッシュ化アルゴリズムを搭載し、読み出し性能を劇的に改善 |
| Express Flash drives | PCIeに実装する高速な半導体ドライブExpress Flash driveを4基搭載予定 |
| 大容量のディスク | 3TB 3.5"ディスクなら12基搭載でき36TBの物理容量を実現 1TB 2.5"ディスクなら32基搭載でき32TBの物理容量を実現 |
| オンボード システム管理ツール |
オンボードのシステム管理ツールの機能が充実 各種システムリソースを注意深く管理、信頼性が向上 |
| 2基のGPUをサポート | 2基のGPUを内蔵可能、強力な電源を搭載、PCIe Gen3 x16に対応 |
| 1100W高効率電源・冗長化 | 大容量な1100Wの高効率電源の冗長化構成が可能 |
| .先進的電源管理システム | 電気使用量モニタと電気使用量制御機能を搭載 |
| 高温外気冷却に対応 | ピーク最高動作環境温度45度に対応する高温外気冷却に対応 夏季日中での外気冷却が可能で、空調電力削減に寄与 |
| 低騒音化 | 研究室での使用を考慮し、中負荷時の騒音を30dBAまで低減 |
HPC ProServer DPeT620は次のような機能を持ち、高い演算性能を実現し、計算機の統廃合を推進でき、消費電力を削減できます。
| 項目 | 仕様 |
| 外形 | タワー型 (オプションで5Uラック型でも提供可能) |
| プロセッサ | Sandy Bridge-EP Intel Xeon E5-2600 product family |
| ソケット数 | 2基 |
| Front side bus (FSB) | 2x Intel QuickPath Interconnect (QPI) links: 6.4GT/s, 7.2GT/s, 8.0GT/s |
| Cache | 2.5MB/core; コア数: 2, 4, 6, 8 |
| Chipset | Intel C600 |
| Memory | 最大768GB (24ソケット) 2GB/ 4GB/ 8GB/ 16GB/ 32GB, DDR3 1600MHzメモリ対応 |
| PCIe slot | 7 PCIe slots: ・Four x16 slot x16 bandwidth, full-lengs, full-height ・Two x8 slot x8 bandwidth, full-lengs, full-height ・One x8 slot x4 bandwidth, full-lengs, full-height |
| RAID controller | Internal controller: PERC H310, PERC H710, PERC H710P External HBA: PERC H810 (RAID), 6Gbps SAS HBA (non-RAID) |
| Hard drive (hot-plug) |
Drive bay options: ・Up to 8x 3.5" + 4x Express Flash ・Up to 12x 3.5" ・Up to 16x 2.5" + 4x Express Flash ・Up to 32x 2.5" Hard drive options: ・2.5" Express Flash, SAS SSD, SATA SSD, SAS (15K, 10K) nearline SAS (7.2K), SATA (7.2K) ・3.5" nearline SAS (7.2K), SATA (7.2K), SAS (15K) |
| SSD 2.5" | SLC: 200GB, 400GB. MLC: 100GB, 200GB. |
| Hard Disk 2.5" | 15000rpm: 146GB, 300GB. 10000rpm: 300GB, 600GB, 900GB. 7200rpm: 500GB, 1TB. |
| SSD 3.5" | SLC: 200GB, 400GB. MLC: 100GB, 200GB. 3.5"変換キャリア使用 |
| Hard Disk 3.5" | 15000rpm: 600GB.
7200rpm: 1TB, 2TB, 3TB. |
| オンボードNIC | Dual Port 1GbE |
| Option NIC | Dual Port 10GbE-SFP+ with Dual Port 1GbE |
| 電源 | 495W, 750W, 1100W (80PLUS PLATINUM) |
HPC ProServer DPeT620と前世代のHPC ProServer DPeT610との比較表を作成しました。
| 項目 | 旧 DPeT610 | 新 DPeT620 |
| Chassis | 5U rack 高さ44cm、幅27cm、奥行き62cm 最大重量35kg |
5U rack 高さ45cm、幅22cm、奥行き71cm 最大重量45kg |
| Processors | Nehalem Xeon 5500 (94GFLOPS) Nehalem Xeon 5600 (160GFLOPS) |
Sandy Bridge Xeon E5-2600 (SSE: 186GFLOPS, AVX: 372GFLOPS) |
| CPU speed intensiv | X 5500: 100% , X5600: 170% | E5-2690: 300% |
| Memory speed intensiv | X 5500: 100% , X5600: 100% | E5-2690: 200% |
| FSB | 6.4GT/s (1x 6.4GT/s) | 16GT/s (2x 8.0GT/s) |
| Memory Size | 192GB (12x 16GB) | 384GB (24x 16GB) (max.768GB) |
| Memory Speed | 64GB/s (6x 10.66GB/s (DDR3 1333)) | 102GB/s (8x 12.8GB/s (DDR3 1600)) |
| PCIe SSD | Not supported | Up tp 4 (175GB/ 350GB, RAID0/1)(対応予定) |
| HDD + SSD RAID | Not supported | Supported |
| 3.5" Hard DIsk Bay | 8 | 12 |
| 2.5" Hard DIsk Bay | 8 (DPeT720: 16) | 32 |
| Strage Size | 24TB (8x 3TB) | 36TB (12x 3TB) or 24TB (24x 1TB) |
| 10GbE NIC | 1x 10GbE | 2x 10GbE SFP+ 2x GbE |
| PCIe slot | 6x PCIe 2.0 | 7x PCIe 3.0 |
| Power supplies | 570W, 870W | 495W, 750W, 1100W |
| Internal GPU | Not supported | Up tp 3 |
| 静粛性 (中負荷時) | 40dBA (2x CPU, 4x 3.5") 37dBA (2x CPU, 4x 2.5") |
20dBA (1x CPU, 1x 3.5") 30dBA (2x CPU, 8x 2.5") |
HPC ProServer DPeT620の筺体の特徴は多数のハードディスクを搭載できることです。次の写真は旧HPC ProServer DPeT620 (左側) と、新HPC ProServer DPeT620 (右側) のハードディスク・ベイを比較した写真です。旧モデルは2.5"と3.5"ディスクベイをともに8基しか搭載できませんでした。これではRAID6構成で無駄が生じます。
これに対して新DPeT620は、3.5"デスクを選択した場合12基のディスクベイを、2.5"ディスクを選択した場合は32基のディスクベイを搭載できます。ディスクベイの数が増えたことで、様々なRAID構成を設定することが可能になりました。

ハードディスクベイの数が増えたことでRAIDの構成が多彩になります。
12基の3.5"ディスクでRAID6 + Spare Diskを構築・コスト重視
システムディスクに2基、冗長化に3基、データ用に7基のディスクを使う
3TBのディスクを搭載すると21TBの物理容量を実現
32基の2.5"ディスクでRAID6 + Spare Diskを構築・大容量かつ高速
システムディスクに2基、冗長化に3基、データ用に27基のディスクを使う
1TBのディスクを搭載すると27TBの物理容量を実現
32基の2.5"ディスクで2セットのRAID6 + Spare Diskを構築・ノード内バックアップ可能
システムディスクに2基、冗長化に4基、データ用に26基のディスクを使う
1TBのディスクを搭載し、半分をデータ用に割り当て、もう半分をバックアップ用に割り当て定期バックアップを実施
階層化SSDドライブの導入・超高性能化
システムディスクに2基、冗長化に3基、SAS SSDに1基、データ用に26基のディスクを使う
26基の1TBディスクで26TBのRAID6領域を構築、SSDドライブには頻繁にランダムリードさせる領域を置く、データのステージングはRAIDコントローラが自動処理
DPeT620はハードディスクベイの数が増加したことで、これまではラック型のRAIDサーバが必要だったな高度なRAIDを、設置が容易なタワー型サーバ実現しました。そのため、研究室に設置する8台前後の小規模クラスシステムのファイルサーバに最適です。
ディスクの冷却にも工夫が凝らされています。従来のディスクベイは、ディスクとディスクの間の隙間が僅かでした。しかし、新型のディスクベイは3.5"モデルも2.5"モデルも共にディスクとディスクの間の隙間が広くとられています。外気冷却でもディスクの温度を十分に低くするための工夫です。細部にまで工夫が施されています。

DPeT620はラック搭載にも対応しています。EIA 5Uサイズのラック搭載モデルへの変更が工場オプションで可能です。サーバ部とストレージ部を一体化した大容量ファイルサーバを実現できます。

次の写真はDPeT620の背面写真です。PCI Expressのスロットは上に4基、下に3基搭載されています。中央の金属メッシュは排気こう高です。幅広の低騒音ファンが2基内蔵されています。中央にオンボードの2個のGbEポート、USBポート、ビデオコネクタなどが実装されています。冗長化電源も搭載されています。

システムの低騒音化と外気冷却の両立には、プロセッサとメモリを効率良く冷却できる仕組みが必要です。DPeT620は次の写真で紹介するように、「ヒートパイプ型液冷式の大表面積ヒートシンク」、「冷気を効率良くヒートシンクとメモリに導く導風カバー」、「送気用の4連装・中口径ファン」、「排気用の2連装・大口径ファン」を組み合わせた相乗効果で、低騒音化と外気冷却という相反する課題を見事に解決しています。使用しているファンもメーカーとの共同開発による低騒音型ファンを使用しています。
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ヒートパイプ型・液冷式・大表面積ヒートシンク |
ヒートシンクとメモリに冷気を導く「導風カバー」 |
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「導風カバー」送気用の4連装・中口径ファン |
「導風カバー」排気用の2連装・大口径ファン |
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騒音源の調査と対策 (デル資料より写真を引用) |
サーバの騒音測定 (デル資料より写真を引用) |
| 騒音計 (前面) | HPC サーバ (音源) | 騒音計 (背面) | ||||
| 測定距離 前面約 1m |
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測定距離 |
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HPC サーバ仕様 HPC-ProServer DPeT620 CPU: Xeon E5-2690 2.9GHz 8-core 2-cpu Memory: 64GB (8x 8GB 1600MHz) HDD: 1x 1TB 3.5" 7.2krpm SAS Application: Linpack HPL |
||||||
| DPeR820のステータス | 環境温度 (℃) |
騒音 (前面1m) (dBA) |
騒音 (背面1m) |
| 起動前 (基本環境) |
25 | 40 | 40 |
| 起動40秒後 (Linpack HPLジョブ投入) |
25 | 60 | 65 |
| 起動3分秒後 (Linpack HPLジョブ投入) |
25 | 60 | 65 |
| 起動30分後 (室温3℃上昇・ファン回転速度上昇) |
26 | 61 | 66 |
| 騒音計 (前面) | HPC サーバ (音源) | 騒音計 (背面) | ||||
| 測定距離 前面約 1m |
![]() |
測定距離 |
||||
HPC サーバ仕様 HPC-ProServer DPeT620 CPU: Xeon E5-2680 2.7GHz 8-core 2-cpu Memory: 64GB (8x 8GB 1600MHz) HDD: 1x 1TB 3.5" 7.2krpm SAS Application: ANSYS CFX |
||||||
| DPeR820のステータス | 環境温度 (℃) |
騒音 (前面1m) (dBA) |
騒音 (背面1m) |
| 起動前 (基本環境) |
26 | 37 | 37 |
| 起動直後 (セルフテスト中) |
26 | - | 62 |
| 起動30秒後 (アイドル運転開始) |
26 | 37 | 40 |
| 起動40秒後 (ANSYS CFXジョブ投入) |
26 | 37 | 40 |
| 起動3分秒後 ANSYS CFXジョブ投入2分20秒後 (ANSYS CFXジョブ実行での常運転) |
26 | 42 | 47 |
| 起動30分後 (室温3℃上昇・ファン回転速度上昇) |
29 | 44 | 49 |
起動40分後 |
29 | 44 | 49 |
| 起動43分後 ANSYS CFXジョブ停止3分後 (アイドル運転開始) |
29 | 37 | 40 |

| 騒音レベル (dB) | CPU数 |
| 120 | 飛行機のエンジンの近く |
| 110 | 自動車の警笛 |
| 100 | 電車が通るときのガード下 |
| 90 | 騒々しい工場の中 |
| 80 | 地下鉄の車内 |
| 70 | 電話のベル、騒々しい事務所の中、騒々しい街頭 |
| 60 | 静かな乗用車の中、普通の会話 |
| 50 | 静かな事務所 (50〜60dBA: 低騒音クラスタ) |
| 40 | 静かな図書館、静かな住宅地の昼 (40〜50dBA: 静音クラスタ) |
| 30 | 郊外の深夜、ささやき声 |
| 20 | 木の葉のふれ合う音 |
HPCで低騒音を追及することは容易なことではありません。しかし、計算機の低騒音化の要求に応えて、弊社が採用しているHPCサーバは低騒音化の工夫が続けられ、最新モデルと旧モデルと比較すると、タワー型シャシのT610とT620を比較すると10デシベルの低騒音化が達成され、ラック型シャシのR610とR720を比較すると9デシベルの低騒音化が達成されていました。相当な低騒音化です。何台ものサーバを集中稼働させるHPCクラスタに静寂を求めることは無理ですが、低騒音化は達成可能だと考えています。
| HPC ProServer DPeT620 (タワー) の騒音測定結果 | |||||||
| 環境 (23度C ±2度) |
CPU数 | HDD | 電源 | メモリ | PCI カード | 動作状態 | 騒音 (dBA) |
| 最小構成 | 1 | 1x 3.5" 250GB SATA 7.2k |
1x 495W | 1x 2GB | None | アイドル | 24 |
| 50%負荷 | 24 | ||||||
| 標準構成 | 2 | 8x 2.5" 300GB SAS 15k |
2x 750W | 8x 4GB | 1x PERC H710 1x 10GbE NIC |
アイドル | 30 |
| 50%負荷 | 30 | ||||||
| HPC ProServer DPeT610 (タワー) の騒音測定結果 | |||||||
| 環境 (23度C ±2度) |
CPU数 | HDD | 電源 | メモリ | PCI カード | 動作状態 | 騒音 (dBA) |
| 標準構成 | 2 | 4x 2.5" | 2x | - | - | アイドル | 36 |
| 中負荷 | 37 | ||||||
| 2 | 4x 3.5" | 2x | - | - | アイドル | 38 | |
| 中負荷 | 40 | ||||||
負荷は"SPECPower"と呼ばれる負荷生成ソフトウェアを用い50%の負荷を与えています。測定結果はデル社が発表したものを引用しています。
HPC ProServer DPeT620が搭載するプロセッサは、最新のSandy Bridge-EP Xeon E5-2600系です。Xepn E5-2600系の特徴は高性能、高効率、高コストパフォーマンスを同時実現していることです。さらにI/O性能を向上させ、ネットワークボトルネックやディスクボトルネックの低減に貢献しています。
| 項目 | 旧 Xeon 5600系 | 新 Xeon E5-2600系 |
| 最大コア数 | 6個 | 8個 |
| 最大キャッシュサイズ | 12MB | 20MB |
| 最大メモリソケット数 | 9基 | 12基 |
| 最大メモリソチャンネル数 | 3チャンネル | 4チャンネル |
| 最大メモリ容量 | 288GB | 768GB |
| 最大メモリ動作周波数 | 1333MHz | 1600MHz |
| 最大メモリ帯域 | 32GB/s | 51GB/s |
| PCI Express規格 | PCI Express 2.0 (1GB/s/lane) | PCI Express 3.0 (2GB/s/lane) |
| PCI Express Lane数 (2CPU) | 36レーン | 80レーン |
| PCI Express性能 (2CPU) | 36GB/s | 80GB/s (Gen2), 160GB/s (Gen3) |
| 最大QPI転送速度 | 6.4GT/s | 8.0GT/s |
| QPIポート数 | 1ポート | 2ポート |
| Intel Data Direct I/O | 非サポート | サポート (Ethernet, InfiniBand, RAID) |
| 命令セット | 128bit SSE系 | 128bit SSE系、256bit AVX系 |
HPC ProServer DPeT620は4基の消費電力300W、フルレングス、ダブルワイドのGPUカードをサポートしています。なお、実用的には3基が上限です。また、GPUカードと他の カードとの混載は相互に干渉する可能性があります。詳しくはお問い合わせください。
メニーコア・プロセッサへの道筋を展望すると開発中のIntelのメニーコアプロセッサIntel Many Integrated Core Architecture (Intel MIC) の存在は見逃せません。Intel MACは既に一部のユーザにPCIカード型の試作品が提供され、そのフィードバックを受けながら製品化の準備が進んでいます。
この開発で注目される点はハードウェアの性能ではなく、既存アプリケーションの移植と動作です。率直に述べると、Intel MICが普及する条件は、既存アプリケーションのソースコードに手を加えることなく、コンパイラの自動最適化と数値演算ライブラリすなわち開発環境だけでメニーコア・プロセッサの性能を引き出せることです。
実は、SPEC CPU2006の調査をしているなかで、開発環境だけでメニーコア・プロセッサの性能を引き出せる可能性が高いことに気が付きました。SPEC CPU2006のスループットテストでは、Intel プロセッサはハイパースレッドをオンにして搭載コア数を仮想的に2倍にしてテストしています。例えば8-coreのプロセッサでは16ジョブを平行処理させているのです。そしてテスト結果を見ると驚いたことに「CPU性能律速型のアプリケーション」は理論性能以上に高い効率を示していました。様々な改良によって同時平行のI/Oが多数発生しても処理に余裕があるということです。この調子なら16平行処理が32平行処理さらに64平行処理へと負荷が高まっても、高い平行処理効率を維持できる可能性が高いことを示しています。もちろん並列通信処理や並列プリポスト処理によるオーバーヘッド対策は必要ですが、並列処理の基盤である大規模平行処理の性能向上の将来は明るいということです。アプリケーションの移植に苦労することのない将来の超メニーコア環境への道筋の整備が進んでいるようです。
さらにIntel MICはハードウェアの将来のロードマップも安心できます。特殊なアーキテクチャを利用するとアプリケーションの移植後に、ハードウェアの性能向上が停滞し、市販のプロセッサに性能が追いつかれることがありました。しかしIntel MICは市販のプロセッサと密接に開発・製造が進められるため、市販プロセッサの製造・開発に先導してもらうかたちで性能向上が期待できます。ハードウェアの将来性も明るそうです。
HPC ProServer DPeT620は最大1600MHzで動作するDDR3 DIMMソケットを24基搭載できます。すなわち各メモリチャンネルに3基のDIMMソケットが実装されているということです。しかし全てのDIMMソケットにメモリを実装するとメモリの動作周波数が自動的に1066MHzまで低下するという条件が加わります。もしメモリを1600MHzで動作させたければ、1600MHz規格のDIMMを使いかつデュアルランク (DR) でありかつ2基のソケットまでしか使えません。次の表はその主な組み合わせをあらわしたものです。
| DIMM type | DIMM 0 | DIMM 1 | DIMM 2 | DIMM 数 | Memory Speed | |||
| 800MHz | 1066MHz | 1333MHz | 1600MHz | |||||
| RDIMM | SR | 1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| DR | 1 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| QR | 1 | ○ | ○ | |||||
| SR | SR | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| SR | DR | 2 | ○ | ○ | ○ | |||
| DR | DR | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| QR | SR | 2 | ○ | |||||
| QR | DR | 2 | ○ | |||||
| QR | QR | 2 | ○ | |||||
| SR | SR | SR | 3 | ○ | ○ | |||
| SR | SR | DR | 3 | ○ | ○ | |||
| SR | DR | DR | 3 | ○ | ○ | |||
| DR | DR | DR | 3 | ○ | ○ | |||
外気冷却ではメモリの熱対策が大切です。そこでHPC ProServer DPeT620では、もしメモリが過熱すると、ファンの回転数を速くするあるいはメモリバンド幅を調整してメモリを正常な温度に戻す制御が実施されます。

各プロセッサはメモリポートを4チャンネル持ち、各チャンネルには3枚づつのDIMMモジュールを接続できます。各メモリチャンネルは最高1600MHzで動作した場合12.6GB/sのメモリ帯域を実現し、4つのチャンネルの総メモリ帯域は51.2GB/sに達します。
HPC ProServer DPeT620のディスクベイは、12基の3.5インチベイ、あるいは32基の2.5インチベイを選択できます。その構成は次のような組み合わせから選択できます。これらは工場オプションです。製品の発注時に指定してください。
| 規格 | HDDベイの数 | Express Flash PCIe SSDベイの数 |
| 3.5インチベイ | 4 | |
| 8 | ||
| 8 | 4 (PCIe接続) | |
| 12 | ||
| 2.5インチベイ | 16 | |
| 16 + 16 (2分割) | ||
| 16 | 4 (PCIe接続) | |
| 32 |

HPC ProServer DPeT620で選択できるハードディスクドライブの一覧表です。
| 規格 | タイプ | 回転数 | 容量 |
| 3.5インチHDD | Nearline SAS (6Gbps) | 7.2k | 1TB, 2TB, 3TB |
| SAS (6Gbps) | 15k | 300GB, 600GB | |
| 2.5インチHDD | Nearline SAS (6Gbps) | 7.2k | 500GB, 1TB |
| SAS (6Gbps) | 10k | 300GB, 600GB, 900GB | |
| 15k | 146GB, 300GB | ||
| SAS SSE (SLC, 6Gbps) | N/A | 200GB, 400GB | |
| Express Flash PCIe SSD (SLC) | 175GB, 350GB (準備中) |
HPC ProServer DPeT620で選択できるRAIDコントローラの一覧表です。
| RAIDコントローラ | 仕様 | 対応RAID |
| H810 | 8-port, 6Gbps, 192-SAS/SSD drives, 1GB cache, CacheCade * | 0, 1, 10, 5, 50, 6, 60 |
| H710P | 8-port, 6Gbps, 32-SAS/SSD drives, 1GB cache, CacheCade * | 0, 1, 10, 5, 50, 6, 60 |
| H710 | 8-port, 6Gbps, 32-SAS/SSD drives, 512MB cache, CacheCade * | 0, 1, 10, 5, 50, 6, 60 |
| H310 | 8-port, 6Gbps, 32-SAS/SSD drives | 0, 1, 10, 5, 50 |
*CacheCade
CacheCadeはRAIDコントローラ上にハードディスクとSSDの2種類の異なるメディアでRAIDボリュームを構築し、ハードディスクRAID上にある読み出し頻度の高いファイルをSSD RAIDに自動的にステージングさせることで、ランダムな読み出し要求に対して高い応答速度でファイルを扱えるようにした階層化ストレージを実現する技術です。CacheCadeはHPC ProServer DPeT620に搭載できるH810, H710P, H710で利用できます。
HPC ProServer DPeT620で選択できるイーサネットコントローラの一覧表です。
| Adapter | |
| 1Gb/10Gb NIC | Quad Port 1GbE Base-T |
| Dual Port 1GbE Base-T | |
| Dual Port 10GbE SFP+ | |
| Dual Port 10GbE Base-T (準備中) |