HPC-ProServer DPeT710
Xeon 5600番台 (Westmere-EP) を2個搭載できる1Uサーバ
6コアはCPU律速型、4コアはシリアル処理型アプリに最適
16GB DIMMにより192GBのメモリ容量を安価に実現
3.5インチ2TB HDDを8台搭載でき16TBの大容量を経済的に実現
2.5インチ1TB HDDを16台搭載でき高機能かつ大容量RAIDを実現
高性能RAIDコントローラを搭載しファイルサーバとしても利用可
10GBASEイーサネットに対応、InfiniBandクラスタに最適
オプションのラックマウントキットによりラック搭載も可能
3年間のオンサイトサポートと技術サポートを実施
「HPC-ProServer-DPeT710」の計算機としての特長は、高い浮動小数点演算性能を誇るIntel(R) Xeon(R) (Nehalem)プロセッサを最大2基し、廉価な4GBあるいは8GBのDDR3 DIMMを用いることで最大144GBのメモリ空間を実現できる、設置の容易なタワー型のHPC計算機であることです。適した用途は、高速かつ大規模な計算が必要なアプリケーション処理です。またRAID0による超高速大容量のスクラッチディスクを内蔵できGaussianなどのアプリケーション処理にも適しています。
「HPC-ProServer-DPeT710」の汎用サーバとしての特長は、高速大容量のRAID6ディスクや超高速の10GBASE-Tや10GBASE-SFP+などのネットワーク機器などを搭載でき、製品の品質が高く、優れた管理機能を持ち、安心の冗長化構成を備え、充実した当日4時間のオンサイト保守サービスが付属するなど、充実したサーバ機能を備えていることです。そのため、高速大容量ファイルサーバや汎用管理サーバとしての利用に最適です。
さらにユーザの身近に設置されることの多いタワー型の計算機は静粛性も大切です。「HPC-ProServer-DPeT710」は振動しにくい筐体に高効率ヒートシンクと大口径ファンを組み合わせることで高い静粛性を実現し、ディスクサイドに設置しても騒音に悩まされることの無いサーバです。
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「HPC-ProServer DPeT710」はIntel(R) Xeon(R) (Nehalem)プロセッサを2基搭載し、Linpack HPLの並列性能が80GFLOPSに達しています。この値は従来のXeonより約2割も高速です。これはCPUコア内部のスーパースカラー性能が向上したことと、CPU内部の4コア並列性能が向上したことの相乗効果によるものです。その結果、「CPU性能律速型アプリケーション」では約2割程度の並列性能向上が確認されています。
「CPU性能律速型アプリケーション」で特筆すべきポイントは、1CPU 1コアのシリアル処理経過時間と1CPU 4コアでの4並行処理経過時間の比が100%に近い、すなわち平行処理効率が非常に高いということです。この結果から性能向上は今後もCPUコア数の増加に伴い順調に上昇すると期待できます。
「HPC-ProServer-DPeT710」は各プロセッサ毎に最大32GB/sのメモリ帯域幅を持つようになりました。これに対して旧XeonのFSB帯域幅は12.8GB/sでした。すなわち新Xeon (Nehalem)は旧Xeonと比較して約3倍も高速なメモリ帯域を得たことになります。さらに、各CPU内の4基のCPUコアは8MBの大容量キャッシュを共有することで並列処理時のメモリI/Oがより効率的になっています。その結果、旧Xeonで満足な性能が得られなかった「メモリ性能律速型アプリケーション」(メモリ律速アプリケーション)での並列処理性能が大きく向上しました。
「HPC-ProServer-DPeT710」は計18基ものメモリスロットを持っており、廉価になった8GBメモリを利用することで144GBもの大容量メモリ空間を安価に構成できます。ただし、各メモリチャネルに3個のメモリを装着するとメモリのクロックレートは800MHzまで低下しメモリ帯域幅も19.2GB/sに下がるので「メモリ性能律速型アプリケーション」では性能低下にご注意ください。しかし、「CPU性能律速型アプリケーション」ではこの影響幅は小さいです。
3.5インチのホットスペア可能なディスクベイを8基可能で、1TBのSASディスクを用いることで最大8TBの物理容量を実現できます。さらに内蔵のRAIDコントローラを用いることでRAID0, 1, 5, 6, 10などを構築でき、RAID0超高速スクラッチディスク、あるいはRAID6高速/大容量/高信頼性ストレージなどをシンプルに構成できます。
また2.5インチのホットスペア可能なディスクベイを16基搭載する仕様も選択でき、より高速なディスクアレイを構成することも可能です。
いよいよ本格的な普及が始まる10GbEにも備えは万全です。All 10GbEスイッチの市販化が始まっている10GBASE-SFP+については、Dula Port 10GBASE-SFP+ NICを2枚まで搭載でき、最大4ポートの10GBASE-SFP+を実現できます。また10GBASE-Tについては、Single Port 10GBASE-T NICを2枚まで搭載でき、最大2ポートの10GBASE-Tを実現できます。しかも1GB/s級の理論性能を持つ10GbEカードは、4GB/sの転送性能を持つPCI Express G2 x8と、25.6GB/sの転送性能を持つQPIを経由してCPUやメモリシステムと接続されているため高速処理が可能です。
「HPC-ProServer-DPeT710」はPCI Express 2.0スロットを6基搭載しており、複数のRAIDコントローラ、複数の10GbE NIC、InfiniBand HCAカード、GPGPUユニットなどを複数搭載しても、各CPU毎に25.6GB/sの転送速度を持つQPIで直接接続されておりデータ転送ボトルネックによる性能低下が最小限に抑えられています。
実はこの点こそがQPIの真骨頂ですので簡単にご説明します。実はこれまでのXeonでは、メモリやPCIバスなどの各種デバイスは全てが12.8GB/sのFSBを介してCPUと通信していました。そのため、各デバイスとCPU間の通信を担うFSBでボトルネックが発生し期待した処理性能が得られないことがありました。
ところが最新のXeon (Nehalem)アーキテクチャはCPUを中心置いたシステム構成を採用しており、CPU上に独立したメモリバスや複数のQPIが実装し、圧倒的な通信帯域幅を実現しています。例えばXeon 5500番台のプロセッサでは、メモリ帯域として32GB/s持ち、これとは別に25.6GB/sのQPIを2系統持ちますから、総合通信帯域は83.2GB/sに達します。これに対して旧XeonのFSB帯域幅は12.8GB/sですからCPUの通信帯域は6.5倍にも向上していることになります。
旧XeonではFSBボトルネックにより2本の10GbEの利用は厳しいと言われていました。しかし新Xeon (Nehalem)では高速なQPIを採用することでボトルネックの問題は解消され、複数の10GbEと複数の高速RAIDを搭載した超高速ファイルサーバの構成が可能となりました。

大容量の1100W電源の冗長化、冗長化ファンの採用、ホットスワップディスクの採用とディスクの冗長化にも対応し高可用性を実現しています。さらにこれらのデバイス類はスクリューレス化しており、万一の障害による交換時にも、短時間のオンサイト作業で交換・復旧が可能です。
製品の完成度については部品の設計レベルから徹底して行われ、環境の異なる世界各国での多彩な利用状況でも安定動作するように仕上げられています。また、迅速な保守を実現するためスクリューレス化が推進されワンタッチの部品交換が実現されています。
筐体前面にはシステムの状況を表示するLCDパネルを装着しており、障害時にも簡単に問題箇所の把握ができます。
「HPC-ProServer-DPeT710」は統合管理ツールを標準搭載し容易かつ確実な保守・管理を実現しています。システムの状況を表示するLCDパネルは筐体前面に装着され、障害時にも簡単に問題箇所の把握ができます。
堅牢な筐体を採用し大切な筐体内部をしっかり保護しています。また制振性にも優れ静音性にも貢献しています。冷却ファンは低騒音かつ冗長化構成です。ケーブル類も1本に取りまとめた上でカバーを被せており安全でしかも通風を妨げません。ディスクマウントは頑丈な鉄製のマウンターを採用しディスクの保護に役立っています。
専用のラッキングレールをオプション設定しており、5Uスペースでのラックマウントが可能です。筐体の取り出しもスクリューレス化されており、前面のボタンを押すだけで簡単に引出すことができます。背面のケーブルは専用の折りたたみ式ケーブルマネージメントアームを利用することで、安全に装着できます。
「HPC-ProServer-DPeT710」は他のHPC-ProServer製品と共通の精悍なデザインを施されており、システムに組み上げた際にもHPCに相応しいシャープな外観を呈します。
計算機の低騒音化は世界的に広く求められているようです。 「HPC-ProServer-DPeT710」は、大口径ファンを低回転で動作させることと、大表面積の高効率CPUヒートシンクを用いることで、システムの安定稼動と低騒音化の両立に成功しています。
最新のアーキテクチャを採用した計算機が製品化されるまでには十分な開発期間が必要です。市販のCPU、メモリ、マザーボードを組み立てOSをインストールしただけではHPCワークステーションとしては不十分です。試作と徹底的なテストを繰り返し、部品メーカーも参加した製品開発が必要です。このようにして基礎部品レベルから緻密な改良を行い、生産管理にも万全を期した製品化が必要です。DPr7500はこのような開発により実現された最速のプレミアムHPCワークステーションです。
高い品質を目指し十分なテストが行われています。この過程での徹底的なバリデーションが大切です。全ての問題がクリアされた製品は、生産を一挙に立ち上げることができます。そして弊社工場では実運用レベルのテストと改修を行い、さらに仕上には納入後の動作確認、不具合箇所の特定、迅速なオンサイト改修までを一連の工程として実施しています。
「HPC-ProServer-DPrT7500」は日本のセル生産方式なども取り入れたアモイに所在する最先端のコンピュータ生産工場で完全なコンピュータ管理の下で生産され高速物流システムにより弊社工場まで直送されてきます。
計算機の長期連続稼働が必須のHPC計算機は部品エラーに対する事前対策が重要です。その一例としてメモリの「初期不良」については、組み立て完了にLinpack HPLなどで高い負荷を与えメモリエラーが発生しやすい条件下で十分な試運転を行うスクリーニングにより不具合箇所を特定し良品と交換します。また「導入後のメモリ不良」については、問題が顕在化する以前に発生するECCエラーを把握し、閾値を超えるエラーが確認されると、致命的な障害が発生する前にオンサイトでの早期部品交換を行います。他の部品に関しても同様に徹底した部品交換による修理を行います。
ハードウェアは弊社のHPC計算機専用工場において豊かな経験を持つ専門スタッフの手により検査と負荷テストが行われ、万一初期不良が発見された場合は部品交換を行い完全な状態にまで仕上げます。
HPC計算機として快適に利用していただくために、必要に応じて次のようなソフトウェアインストールとシステム設定を行います。
これらのカスタム設定を完了させた後、動作確認と負荷テストを行いシステムを完成させます。
完成したHPC計算機は慎重に梱包してからお客様サイトに直送します。もしご要望があれば、同時に弊社の専門スタッフがお客様のサイトでクラスタの据え付け工事からネットワーク接続、ストレージ設定なども行い、ジョブスケジューラ経由のジョブ投入と、リモートからのファイル読み書き確認までを行います。同時に操作説明も行い、疑問にお答えします。
システムは全てDELLの純正品を採用した「All DELL」 構成となっており、一元的なハードウェア保守体制が期待できるため安心です。 また、システム全体を総合的にモニターし障害の発生を検知できる総合管理ツールを搭載しており、万一の障害でも障害箇所の特定、保守部材の事前手配、迅速確実なオンサイト保守の実現など、シングルベンダー構成ならではの高いサポートレベルが期待できます。
HPCシステム運用を行っていると経験の蓄積が求められる技術的な課題が沢山あります。このような場合には弊社のHPC経験が豊富な技術スタッフが的確なサポートを行います。
技術サポートに期待されることはHPC特有の難易度の高いご質問に対しての迅速で的確な対応です。そこで、お客様かのお問い合わせについてはメールのみならず、専門の担当者による電話でのやり取りを積極的に行い、正確な情報の共有に努めています。