HPC-ProServer DPrT3400
45nm Xeon
9000番台 / 6000番台ロセッサを1CPU搭載
高性能Intel X38 Expressチップセット採用
FSB1333MHz、DDR-2 800MHz対応、8GBメモリ搭載可能
Linux搭載のHPCサーバ入門機や開発・テスト機などに最適
最大4基の750GBディスク内蔵可能、RAID0に対応可能
高性能Intel純正開発環境対応 (コンパイラ、各種ライブラリ群)
標準Linux OS (CentOS) を採用、LSF搭載、各種管理ツール搭載
完成度の高いシステムセットアップにより導入後即座に利用可能
3年間の長期保証 (当日/翌日出張修理サービス、部品保証、技術相談、運用支援、最長5年まで延長可)
「HPC-ProServerDPrT3400」は45nmプロセス製造の新型コアを採用したCore 2プロセッサを搭載する1-wayタイプのHPCワークステーションです。従来よりも高速化したプロセッサの4並列動作にも追従できるようにチップセットには最新の「Intel X38 Express」を搭載しており、システム性能はFSB 1333MHz、メモリ帯域10.6GB/sへと高速化しています。
Intelの1-wayプラットホームでの4コア並列機はメモリI/O速度がボトルネックとなり、並列性能に伸び悩みの傾向がありました。この課題を解消するとされているのが、高速な45nm Core 2プロセッサとIntel X38 Expressチップセットを組み合わせたDPrT3400です。
完成度の高い標準的なLinux HPCサーバを研究室へ導入し、最新の共同利用環境の素晴らしさを評価したいと希望されるお客様にはDPr3400は最適のシステムです。DPrT3400は高度な共同利用環境インテグレーションが施されており、4個のCPUコアを複数のユーザで共有することができます。最初からのLinuxクラスタの導入はハードルが高いと感じられるお客様でも、DPrT3400は導入しやすい価格設定となっておりリスクを最小化しています。
DPrT3400のシステム構築は弊社が経験と技術を駆使し実現する高品質のインテグレーションです。優れたハードウェアの選択に始まり、HPCに適したOSの構築、開発環境の搭載、ネットワークの設定などを行いテストを重ねながらシステムを完成させています。
HPC計算機では主要アプリケーションソフトのインストールやコンパイル、演算性能の達成、安定稼動などが強く求められます。弊社ではDrT3400のみならずDPe1950などのシステムインテグレーションを通じて、これらの技術に明るいため適切なシステムインテグレーションをオプションにてご提供することが可能です。
DPrT3400にはIntel X38 Expressチップセットが搭載されています。このチップセットはFSB1333MHzをサポートし、10.6GB/sのメモリ帯域を実現しています。
・ FSB1333MHzの採用で10.6GB/sの帯域を実現
・ FSB1333MHzに対応するデュアルチャネルDDR2 667MHz (10.6Gb/s) の実現

(インテルで公開しているIntel X38 Expressチップセットのブロックダイアグラム (C) Intel)
DPrT3400の搭載メモリは最大8GBです。4コア動作時でもコアあたり2GBを割り当てることが出来ます。もちろんHPC用に必須のECCに付きです。
計算機の安定稼動にはメモリ品質が大きなカギを握っています。DPrT3400に搭載されるメモリは高い品質基準で製造された純正メモリを採用しており高い安定稼動が期待できます。さらに万一のメモリ障害が起こっても、迅速に無償オンサイト交換を実施し、ダウンタイムを最小化します。
大容量メモリーを搭載した計算機を長時間連続動作させ結果を求めるHPC計算では、安定した計算機の稼動を実現するためメモリーエラー対策が必須です。その対策を考えるため代表的な3種類のメモリーエラーを示します。1種類目は「初期不良」によるメモリーエラーです。これは半導体ウエハ処理工程で発生した欠陥や不具合が、半導体メーカーのスクリーニングを通り抜け潜在的不良として残されたまま製品化され、その潜在的不良が使用開始後に顕在化しメモリーエラーを引き起こしているものです。2種類目は「経年劣化」によってメモリ不良が発生しメモリーエラーを引き起こしているものです。3種類目は「ソフトエラー」と呼ばれるメモリーエラーです。これは宇宙線が原因で偶発的にメモリー値が反転する非破壊的なシングルビットエラーです。
「初期不良」メモリをスクリーニングする最良の手段は、組み立てが完了したHPC計算機上でLinpack HPLなどの負荷の高い計算を連続動作させ、メモリエラーが発生しやすい条件で十分な試運転を行うことです。試運転中にメモリエラーが発生するとエラーはECCメモリにより自動修復され、同時にエラー情報として記録に残されます。この記録を検査し、もし閾値を超える回数のエラー情報が記録されたメモリーモジュールが発見されると初期不良メモリと判断し、早期部品交換を行い計算機の信頼性を回復させます。
何ヶ月も安定動作していた計算機のメモリが突然エラーを発生させることがあります。このような場合でもECCメモリを使用しているとエラーは瞬時に訂正され動作は継続されます。同時にエラー情報として記録に残されます。この記録を検査し、もし閾値を超える回数のエラー情報が記録されたメモリーモジュールが発見されると不良メモリと判断し、致命的な障害を起こす前に早期部品交換を行います。
「ソフトエラー」と呼ばれる宇宙線が原因で非破壊的にメモリ値が反転するシングルビットエラーも稀に発生するようです。このような「ソフトエラー」対策としてはECCメモリの搭載が最善です。ECCめもりによりシングルビットエラーが発生しても何事も無かったように動作が継続され実害は発生しません。
内蔵するハードディスクは3Gbps SASマルチレーン接続されており、RAID0構成にて高いI/O性能を実現可能です。この特性を活かしてGaussian用の高速スクラッチディスクをオプションで構成できます。さらにこの場合には高速なファイルシステムを適用し、システムのオーバーヘッドも高速化しGaussianなどによる大規模なアウトコア計算を高速に実行することが可能としています。
HPC用途は負荷が高く、ディスクI/Oにも厳しい負担が掛かる場合があり、万一の故障が心配です。しかし、3年間の無償オンサイト保守により、当日/翌営業日に対応する迅速なオンサイト保守による交換を行うため安心です。
Intel Core 2シリーズは高性能、低消費電力、低発熱のプロセッサです。性能には妥協したくないが、消費電力や発熱、騒音などは抑えたい研究室に最適です。
筐体には大流量かつ低騒音の大口径ファンが採用され、CPU、メモリ、ハードディスクを効率良く冷却します。背面の排気口も大きくなり、空気の流れをスムーズにしています。
安定稼動には品質管理された高信頼性の電源が必要です。DPrT3400に搭載されている電源は一流メーカー製の電源が採用され、安定した動作が期待できます。さらに安心のオンサイト保守により、万一の電源故障でも当日/翌営業日にはオンサイトで迅速な交換修理を実施しており安心です。従来の手間と日数と費用が掛かるセンドバック修理にはサヨナラです。
新しいプロセッサやチップセットが発表されても、それを採用したサーバ製品が発売されるまでに時間がかかることがあります。これは、実際に運用するレベルにまで踏み込んだ慎重なテストと対策を行っているからです。拙速にリリースするよりは、完成度を高めてからリリースする方がベターです。